匿名さん 2018-08-03 00:08:59 |
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なに、本当に記憶喪失なのか。
(ぶっきらぼうな相手の言葉に、ほぐしていた腕をピタと止めると小首を傾げ。しかし、相手に向けた表情にも、吐いた台詞の声音にも緊迫感はない。だが、流石に頭の中では、ちょっと、この状況はあまり良くないんじゃないか、と危機感が告げる。……記憶喪失。そういった案件に遭遇するのは初めてだ。いや、交番に勤めていた頃、認知症のお年寄りなら何度か保護したことがあるけれど。若年者がエピソードのみを迷子にしてしまうタイプの記憶喪失ならば、すべき対処は全然分からない。しかし、ここで少年を責めても仕方がないし、動揺する姿を見せるのも駄目だ。普通に考えて、一番心細いのは当事者だろうに、そんなことをしてはもっと不安にさせてしまうかもしれない。そこで再び、ヘラりと微笑めば「まずは名前さえ分かれば、十分だ」と相手の問いかけに切り返して、止めていた腕を伸ばしきってから、ぶらりと落とし。続けて、相手が空を見上げれば、自分も倣うようにそれを仰ぎ見て。空の色は、やっぱりどこか不気味なままだ。……その後、こちらに語りかけてきた相手に視線を戻し、無言でずいずい近付いていくと、有無を言わせず、右手でがっしと片方の肩を掴まえ「こういう時は出だしが肝心だ。とりあえず、もうちょっと話そうぜ」と言って、ニッと笑い。それから左手を広げると「さっき、空を見たなら気付いただろう?レニーが目を覚まして、俺たちがちゃんと対面を果たしたタイミングで空は晴れたんだ。こんなに幸先が良いことはないよ」と楽しげに語り、最後に)
覚えていないことが多くても、ここが普通じゃないってのは分かるんだよね? じゃあ、一緒に帰ろう。とにかく、食べ物と水を探してみようぜ。
(/確定ロルは問題があれば、いつでも教えて下さい…>< 一応、私なりに流れを考えて使っており、確定で窮地を脱したり有利に立ったりするつもりはないことは断っておきます…。あと、オッサンの戯言がバカっぽくてレナード君の勘に障った時なんかは、それこそ確定で殴って貰っても構いませんので← /蹴可)
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