主 2018-06-04 19:42:58 |
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(吸血鬼の考える、吸血の醍醐味。歪んだ表情や浮かぶ涙なんかはそれらに当てはまるもので、自然と口角は上がり牙は更に深く深くへと血液を追い求めて動く。酸素を取り入れるために口を開けば少量の血液が飛び散ったものの、それすら甘美的に己を誘っているようにしか見えない。舌をちろと肌に這わせる。熱を持った皮膚が己をひどく煽った__と同時に、餌自身の口からそれを咎めるような言葉が発せられる。)
_っせえ、
(口から無意識に飛び出た、それを非難する言葉。不思議と訂正する気も起きなかったのだから、これが本心で間違いないのだろう。首筋をすうと片手の人差し指で撫で、思いリップ音をひとつ響かせた。とにかく今は餌の意志なんてものより血液が大事なのだ。久々にここまで甘い味を感じた気がする。甘ったるすぎて酔ってしまいそうなそれを話してしまわないように彼女の髪を撫で上げ、度々吐息を漏らしつつも吸血を続け。)
…ん、っふ、
__っは、
(殺さない程度に吸うのが吸血の基本で、殺すギリギリまで吸うのが応用だ。今日はうっかり吸いすぎてしまったものの、まあ少し貧血に襲われるくらいで大して問題はない。牙を抜いてその傷口に舌を這わせれば、血やら何やらで汚れたそこを舐めとって掃除し。最後に軽くリップ音を響かせてゆっくり顔を上げ、手についた血も舐めとってやる。ちらと相手を見やれば小さく嘲るように笑い「ひっでェ顔」とただ一言告げ。)
(/ それでは続きから書かさせて頂きます…!
また萌え萎えの件了解致しました。これからよろしくお願い致します!/蹴推奨)
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