主 2018-06-03 13:03:19 |
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>26 エリソン
(家を出た当初の辺りから、背中に感じる気配の持ち主は木の陰へ身を潜めつつ、近すぎず離れすぎない距離を保ちながら今も密やかに付いてきており。その方向へ身体を振り向かせないまま、緩やかな仕草で両脚を動かしている最中にも霧はどんどん晴れ、木々が織りなす枝の隙間からは淡く柔らかな日差しが降り注ぎ。自分にしか聞こえないような小さい息を漏らすと、一本の胴が太い樹木を横切れば黒い衣服に包まれている身体はすっぽりと隠れてしまい。)
───エリソン。
(それと同時に、つい先程まで別の位置にいたはずだが日の光を反射して暗がりとは違って艶めき始めた栗色の髪を生やす彼女の背後へすぐさま場所が変わり。咎めるような事も、温和な色を滲ませる事も少ない相変わらずな声色で互いに師弟の関係を結んでいる彼女の名を呼んで。)
(/絡んでいただきありがとうございます!希望に関してですが、私は現在のままで十分に満足しているため特にございません。ただ、一つだけ。身長について目安で構わないので教えていただけないでしょうか?)
>27 ハウンド
いいえ、こちらこそ失敬。私はバルツェルといいます。そうお呼びください。……実を言うと、先程まで偶然会った方から避難したところなんです。口だけでなく、動作にまで荒々しさが溢れて無闇に接するのは好ましくない。そう思いまして。
(目線の先に立つ男と同様にこちらも会釈を交え、淡々とした音の調子が影響してしまうせいか、どことなく義務的に述べて。彼から投げかけられた質問に対して、後ろに広がっているこれまで歩んできた緑色の道へ促すようにして色素の薄い瞳と共に頭部を動かし。全くの偶然、計らずして出会った魔女は白い目を集めてもむしろ頷ける、そんな粗暴な人格を備えており。挨拶から早々にまくし立てるような態度を思い出し。)
>28 エリクシア
それについてはお気になさらず。重要な事でもありませんから。
(他者の手を意図的に払いのけるほど、急を要する用件はなく。その点に関しては心配する必要などないのだという意思を率直に彼女へ伝えて。容姿こそは立派な成人済みの女性だが、ふとした拍子に幼い子を思わせるかのような振る舞いを見て愛嬌のある人だ、と正直に感じ。大きく開かれた左右の目、それに加えて唇の端はほんの僅かではあるものの、線を歪ませて微かな笑みを浮かべてみせ。)
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