夢の中で逢いましょう、（　人数無制限／3L　）

＞有住君

ふふ。実は私もよく漫画を読むんです。小説が漫画化する例が最近はよくある傾向ですから。
（相手の言葉に何も字だけの本を好んでいるというわけではなく漫画も読むと答えて）
ありがとうございます。でもそう評されると何だか少し照れくさいです。
（文学少女だと評されて面と向かってそう表現されることは少ないためどこか照れくさそうな表情を浮かべて）

＞赤崎さん

基本的何でもですね。本に関しては雑食ですし、ただ夜更かしする傾向にある本は長編で分厚い本が多いです。
（本を読むジャンルは特に拘らず興味の赴くまま様々な分野やジャンルに手を出して読んでおり本の好みは雑食と表現し夜更かしする傾向にある本を問いかけられれば時間をついつい忘れる分厚く長編小説が多いためそう答えて）
そうですね。まるでそこに存在しているようなリアルな物なので見ていて飽きません。？どうかなさいましたか？
（図鑑の面白さの一つはそこにあると相手の言葉に賛同するように頷づくものの声が徐々に弱くなった相手を心配しそうな表情を浮かべ相手の顔色を伺うような体勢をとり）

>赤崎さん
いった！普通に痛え！
（　どうせ感じないならと緩く構えたままで。彼女の掌が頬を捉えるとしっかりと鋭い痛みが走り頬を抑えて、安心したようなしないような複雑な感情を抱き　）
えええっ、練習ってそんな感じでいけるの！？
（　いきなり謎の才能を開花させた相手を呆然と見上げ、上から女の子が降ってくる異様な光景に、やはりこれは夢なんだと再認識し　）


>黒月さん
へぇ、漫画も読むのは意外だったな。てっきり「小説以外は認めません！」なタイプだと思ってたよ。
（　相手の返答には意外そうに、すごく主観的に抱いていたイメージを告げ。確かに最近では実写化や漫画化が流行っていることにも納得しつつ　）
お？何か黒月さん、嬉しそうだねー。
（　彼女がこれまでには無かった表情を見せると、意外と感情があるのかもという新たな一面を知れたことの嬉しさがそのまま顔に出てしまい、思っている以上ににやけながら顔を覗き込む仕草をして　）

＞有住君

確かに本好きの中にはそういう人はいますね。ですが日本の漫画は日本の文化と言っても過言ではないと私は思います。
（相手が持つ己のイメージが何なのか知りたいと興味はあるがそれを面と向かって聞くのは勇気がいり、それを聞くことはとりあえずおいて置き日本の漫画を文化の一つとして認めていると述べて）
ちょ、ち、近いですし、あまり見ないでください…！
（見た目では表情の起伏が乏しそうに見えるが中身が別人に代わっているわけではないため、喜怒哀楽の表現はわりかしあり、顔を覗き込まれれば羞恥心から先程よりも頬は赤く染まりそれを見られない様に棚に詰められていた適当な大きさの本を手に取り本を顔の前に持って来ればこれ以上近づかれない様にガードしつつ若干早口で言葉を紡ぎながら己の顔を隠そうとし）

>黒月さん
そっかー…、うーん、短めで初心者向けのとか、ない？
( 分厚い本と聞いて、自分では読み切るのすら難しそうだと考えて。何でも読むというぐらいだから、普段本を読まない人間でもするりと読めてしまうようなオススメを知っていたりしないだろうか、と無理難題を承知で聞いてみて )
ん！？ いや、なんでもないヨ？！
( 顔を覗き込んでくる相手にドキリとし、とっさに出た言葉は裏返ってしまい。図鑑の虫が動いたかも──なんて。女の子は大抵苦手だろうし、言わない方が吉だと誤魔化して )


>有住くん
うわーごめん！ すごいいい音した！ ついでにこっちの手もジンジンする！
( 勢いをつけすぎたのか、叩いた側であるはずの自分の手もなんだか痛くなってきて、気休めにもう片方の手でさすりつつ )
はっはっはー、天才かも！ …といっても、さすがに外で飛ぶ勇気はないなあ。戻ってこれなくなりそうで怖いし…。
( ふふんと勝ち誇ったような顔で踏ん反り返りながらも、チラりと窓の外を見ては小さく付け足すように呟いて )

＞赤崎さん

そういうことなら短編小説が私としてはおススメです。一つ一つの物語が短めで終わるので適度な空き時間や寝る前等に私も読んでいますから。
（相手が無理難題の条件だと思っているキーワードに当てはまるものはすぐに思い浮かんだのかあっさりと答えて、何故ならば読み応えのあるもののもちろん好きだが長編小説を読んでいるときなどちょっとした気分転換になるためよく読んでいるようで）
そ、そうですか？なら、良いのですが…。
（若干挙動不審な相手の行動に明らかに何かあったのだろうと分かったが、下手に突っ込むのは野暮だろうと深入りすることはなくどこか納得のいかないような腑に落ちないという気持ちを抱えたまま覗き込んでいた体勢を元に戻して）

>黒月さん
ごめんごめん、黒月さんの反応が面白かったからつい。
（　本で顔を隠す仕草までも可愛らしさを感じるも、”可愛かったから”と言うと更に警戒されかねないため敢えて”面白かったから”という言葉を選び、笑みを含ませて謝罪をし。周りにいる数人の生徒の視線を感じると慌てて彼女との距離を取り　）
ほら、俺がいじめてるみたいだから本退けて。


>赤崎さん
ははっ、確かに天井があったから良かったけど無かったらと思うと…ぷふっくふっ。
（　あからさまに調子に乗っている様子におめでたいやつだ、に加えて面白い子だなという感情も同時に抱き。続く言葉で外で空中に浮かび遥か上空まで上がっていく彼女の姿を想像すると笑いが込み上げ、個人的にツボに入ったのか腹を抑えて笑いを堪えきれないでいて。　）
ま、まぁそれも制御できる、ように修行、したら良いんじゃね、ふふっ。

＞有住君

…もう。あまり人を揶揄わないでください。
（本を盾にし顔を隠していると己たちの行動が注目を集めていることに生徒達の視線で気づいたのか、こほんと小さく咳ばらいをしたあと何事もなかったように本を元の場所に戻しつつ少し拗ねたような表情で相手の行動を嗜めて）

>黒月さん
…善処します。
（　彼女と同様に何事も無かったかのように振る舞って。中々からかい甲斐があるためはっきりと分かったとは約束できず、彼女の言葉には上記の言葉に留めておき。とにかくこの場にいるのは周りとも少し気まずく、そそくさと人気のいない方へ移動して　）

＞有住君

それで、えっと。漫画以外で有住君の好きな事って何ですか？
（善処しますや検討しますというのは本来の意味で使われることもあるが専ら相手の要望をやんわりと断る日本語なので懲りていないと察したがそれを口には出さずに、相手と共に人気のない方へと移動すれば話を切り替えるようにこちらから質問して）

>黒月さん
え？音楽とか、ゲームとか、体動かしたりも好きだよ。
（　突然好きな事と言われると難しいが、思いつくものをぽつぽつと挙げていき。そんな中何か気になることがあるようで、周囲を見回しながら腕を組み下記述べると、最後に「これも夢の影響…？」と小声でぽつりと呟き　）
図書室ってこんなに広かったっけ？しかも漫画や雑誌も置いてるし。

＞有住君

すみません。突然こんな事聞いてしまって、他に話題が思いつかなかったので。
（いくらなんでも先程の己の質問は唐突すぎたと質問した後、客観的に見て思ったのか謝罪と共に小さく頭を下げるが相手が何かつぶやいたので不思議そうに相手を見ていると相手の言葉にきょろきょろと周囲からおかしくないと思われる程度に見渡してようやく己にも何か違和感を感じおそろおそる口を開き）
…いえ、私の記憶にあるかぎりこんなには広くなかったと思います。それに漫画は置いてあることがありますよ。私の通っていた学校では置いてありましたが、少なくても私が在学中に雑誌の類が置かれているのは見たことがありません。

>黒月さん
短編小説か、それなら読めそう。目が覚めたら探しに行ってみようかなー。
( 思いがけず即座に返ってきたオススメを聞いてそれならと頷き。最近文字なんて教科書以外で殆ど読むこともないし、本屋に漫画を買いにいったついでに探すのもありだなと思いつつ )
そうそう、知らない方がいいこともあるよ…。あ、それ、推理小説？
( 納得いかないような様子の相手にどうにか話題転換をと、先程相手が手に取っていた推理小説に目を止めて )


>有住くん
ちょ、笑いすぎだって、んふふ、ふ、修行って…！
( 相手が笑い出すとつい自分もつられて笑ってしまい。どうにかこうにか笑いを止めようとするも、なかなか息は整わずにいて。笑いすぎで出てきた涙をぬぐいつつ、そういえばと切り出して )
はー…、っていうかこんだけ騒いどいてお互いの名前もまだ知らないよね。

＞赤崎さん

良い本に出会えると良いですね。…あぁ。赤崎さんもこちら側だったんですね。
（本との出会いも人との出会いも一期一会、本好きとしても同志が増えることは嬉しいことなのかニコリと嬉しそうに微笑みつつも続いて相手が発した言葉に相手もここが夢の中の世界だと自覚している人だと気づき己も同じだと取れる言葉を述べて）
ええ。学生時代に出会った本なんですけれど、今でも飽きずに読んでいるんです。
（どうやら相手は話題をそらそうとしているようでそれに気づきながらもあえて乗っかることにしたのか己が手に取った〝モルグ街の殺人”というタイトルの推理小説に視線をうつすと本当にその書を愛読しているのだととれる表情や声色で語り）

>黒月さん
……え、黒月さんも？ 全然気付かなかった…。
( 遠回しの言葉を噛み砕いて飲み込み、数秒置いて至った結論に驚きを隠せず目を見開いて。相手のことを夢の中の自分の妄想だと思って接していたものだから、何か気に触ることをしていないだろうかと気がかりになり相手の顔色を伺って )
なんかタイトルは見たことあるかも。…ていうか！ 学生時代ってことは…黒月さん、学生じゃなかったりする、んですか？
( 学生時代、とまるで今現在学生ではないというような相手の言い方に気付くと、もしかしたら年上かもと取ってつけたような敬語で )

＞赤崎さん

私も気づきませんでしたからお互い様ですよ。ですから気にしないでください。
（最初こそ己の夢の中での登場人物と思っていたようで己の顔色を窺う相手にふるふると首を横に振ってから微塵も気にしていないような表情と態度をとって）
あぁ、無理に敬語を使わなくていいですよ。この姿ではお互い学生同士なんですから。っと、私も敬語ですから説得力は皆無ですね。
（己が年上だということで慌てて敬語になった相手に自分が喋りやすい口調で構わないと述べながらも言っている自分が敬語のままなので後半の言葉は苦笑交じりに述べて）

>黒月さん
へぇ、俺の学校では置いてなかったな…ってこの時点で何かおかしいな。黒月さん今なんか読みたい本ある？念じれば出てくるかもよ。
（　確かに漫画が置いてある図書室はあるかもしれないが、自分の学生時代を思い出せば食い違いがあり、それだけでも今いる場所は二人の共通した記憶でないことが分かり。何か思いついたように問いかければ、いかにもオカルトチックな言葉を冗談混じりに述べて　）


>赤崎さん
ふぅ…あ、確かにそうだな。何かお前は既に古い友人みたいな感覚がするよ。
まぁ俺の名前は有住 祐希ね、好きに呼んでくれて良いから。
（　漸く笑いの波も落ち着けば、相手の言葉で確かに互いの名前も知らないことに気付かされ。何となく彼女の雰囲気からか初対面のようには感じず、へらりと笑いながら上記のように述べると、続けて自分の名を名乗り、ひょいと手を挙げて　）

＞有住君

ええ。私たちの通っていた学校であってそうでない。あるのはただ懐かしいという感覚のみです。ふふ、わかりました、ではやってみますね。
（己の学生時代の良く通っていた図書室を思い出しても広さや本のラインナップ等の差異は存在しており共通するのは懐かしいという感覚のみ、夢の中であれば何でもありと言ってしまえばお終いという状況に自然と表情は煮え切らないような釈然としないといったような感じになるが、なんともオカルトめいた発言をした相手に虚を突かれたように瞬きを数回したのち試してみるのも悪くないという結論に至ったのか、目を閉じて頭の名に描いたとある本を念じればどこからともなくふよふよと一冊の本が室内から己の元へとまるで意思を持ったかのように飛んで来て）

>黒月さん
あ、やってみるんだ。
（　冗談で言ったつもりの提案が意外とすんなり受け入れられ、案外ノリも良かったりするのかなと再度相手を評価しつつ様子を観察し。実際にやっていたら厨二っぽくも見えるのだろうが、彼女がやると中々様になっている。と、実際に本がひとりでに動く現実味のない現象を目の当たりにすると、驚きと興奮が入り混じった声色で　）
うおっ何だ何だ、魔法使いかよ！

＞有住君

へ、いや、お、驚かせて、す、すみません…！
（クールな見た目とは裏腹に中身は現実と相違ないためノリの良いごくごく普通の女性のようで、相手が言った通りのことを実行すれば相手の驚きと興奮が入り混じった声色に徐に目を開けると本が独りでに浮かんでいる状況に行った本人のほうが驚いたように慌てて謝罪を繰り返すが本から意識がうつったことにより、本は魔法の効力を失ったかのように重力どおり下に落ち始めたので咄嗟に床に落ちない様に寸前で両手でキャッチして）

>黒月さん
うぅ、大変申し訳ないけどそういってもらえると助かる、ありがとう。
( 上下関係のある団体に所属したことが殆ど無いせいか敬語は苦手で、相手の優しい言葉は非常に有り難く。就活という一大イベントを控えている身としてはそろそろ敬語を使うのが苦手なんていっている場合ではないのだけれど、夢の中でまで気を使うことにならなくて良かったとほっと息をつき )
黒月さんは敬語が癖？ なんかこう、お姉さんって感じ。凄くいいと思う！ むしろ敬語じゃないの想像できないかもしんない。


>有住くん
わかる、それな。んじゃ、有住くんね！俺は赤崎はるとだよ──……っていうとおかしいか。んんっ、ちょっと待って、やり直す。
( 古い友人という言葉に軽く同意をしつつ、ようやく知り得た相手の名前を復唱して。ついうっかり気が抜けてかつられてか口から飛び出してしまった一人称と名前に、しまったという顔をして咳払いをひとつ。ぎこちなくもにっこりと笑顔を携え、動揺してかなにやら定まらない口調で )
わたしは赤崎はる、はるちゃんと呼びな。