主 2018-05-19 00:25:47 ID:6c097ff19 |
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>>91
カティ
あのなあ、お前も料理ぐらいちゃんと作れるようになれ…ま、でも俺がいるところ以外では絶対に調理具にも触っちゃダメだし調理場にも入るなよ
(何年と経っても末っ子は末っ子、くるくると幼子が遊び駆け回るような姿はいくら時を過ごしたとしても今の姿と違和感があるというものではなかった。自分に対して急かす彼女にやれやれ、と兄らしくわざと困ったという表情を見せながら歩みを少し早めて。そんな時に彼女にかけられた言葉に少し顔を青くして。何度か彼女の料理を見てきたが、あれは料理と言えるものではなく何か別の物質を作っているように見えたことを思い出す。少しばかり趣味で菓子や料理をするもののあそこまでの失敗は自分でもない。彼女には何処から調理について教えれば良いのだろうか、と考えているうちに調理場の前へとついた。誰もいないことを確認すると、隣にいる彼女に対し自分以外のところではやってはいけない、と今度は見た目通りに子供扱いして。)教えてやるから、お前の姉さんや兄さんが美味しいっていうモノを覚えろよ
(今日の朝食の予定はブルベリーのマフィン、この程度であれば自分と一緒になら作れるだろうと相手に提案して )
>>94
ノア
…ふーん、なんだか救いようのない話だね……。だって、お姫様は不老不死なんでしょ?恋に落ちた王子様とは離れ離れになっちゃうし、結局は一緒になれないわけだし…
(彼がポツリポツリと語り出した物語をまるで、眠りに入る前の子供のような表情を見せて聴いた。本ではないが忘れられないというその話をまるで自分で重ね合わせるように考えてしまい、少し気まずそうに視線を逸らして。話を最後まで聞き終えればハッピーエンド、現状の自分の状況とはかけ離れていた。子供が何か分からぬことで不機嫌なったような顔をしながら自分と似た物語に難癖をつけて。初対面の相手、自分の姿は少年で何百年も生きてるとは思わないだろう。子供らしい口調で自分とは違うであろう結末を遂げたそのお姫様に嫉妬を覚えながら。少しでも物語のお姫様に反発するように、彼女は不老不死なんだから王子様とは結ばれたところで幸せにはなれないと伝えたいらしい。きっと、自分のようになるんだ…、と。)
…君が王子様なら救い出す?
(その物語だけは覚えているという相手、余程何か引っかかったのだろう。何せ一つだけ覚えているものなのだから。そんな相手に自分ならどうするか、と問いかけて。 )
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