希望者募集 2018-04-07 11:12:05 |
通報 |
アハハ、何のことかな〜(ケタケタと品の全くない笑いを一つ。わざとらしい口振りに冗談めかした言葉を紡いで、自身のせいだと睨み付けるような目線から逃れるべくふいに空中へと自分の目線を逃す。苛立った様子の相手に、どうどうと落ち着かせるような身振りで相手へと向き直れば眉間に寄った皺をぐりぐりと人差し指の腹で、伸ばそうと触ってみたりして。まったく普段の彼らしい状態へと戻った相手に、もう余興はお終いだな…と名残惜しそうに又少し嬉しそうになんとも言えない微笑みを零して。「どちらかと言うと、幽霊になって君の家に住み着いたりしたいかな!夜な夜な化けて出てきてあげるよ。」さも心底楽しそうに上記を述べれば、自身が死んだ後もきっとこの世に未練がある限り留まることが出来るのかもしれない。そんな非現実的な事ながら、密かに真剣に考えてしまうのは、彼へと信仰的な愛情故のものなのか…死んでも尚彼と共に過ごせるのであれば本当に死すらも、恐ることの無く受け入れられるそんな謎の自信を抱えながらも、相手へと語りかけ「…それは残念。折角君の為に原液を使用したと言うのに。まぁ、効果はそう長くは続かないけどね…。」残念そうに肩を竦めるその様子は、言葉と裏腹に呑気なもので。毒で無かったとしても、劇薬それに原液を使用したとなると、もしかしたら相手が死んでしまっていた可能性も決してゼロでは無かったのだ。そんなサイコパス的な思考でも自分なりの愛情であり、始末屋である彼にしか受け入れられない重く、ドロドロとした感情の表れでもあった。それはを、サラリとした爽やかな雰囲気の笑顔のまんまで全て伝えた後、先程の豹変した表情で目の前の相手を静かに見つめていた。少し間のあった返答に、きっと疚しいことでもあるのだろう、案外素直な態度を隠しきれていない相手に、そっと耳元で「当然の報いだったとしても、愛する人の力になりたいと思うのが当然だと思うけどな。それでも、君が其れを自身の罰として受け入れるなら僕も君と共に粛清を受けよう。きっと僕の方が将之君よりも罪を犯しているし、人としても最低だと思うしね。」自傷気味な微笑みで、少し悲しそうに述べた上記は、自身の本心であった。幼い頃から殺しという行為に、両手を染め上げて、来る日も来る日も血を浴び続けた自身は、死のみでは償いきれない罰を背負っていることだろう。そんな自分でも、愛する人のために苦しみを分かち合うぐらいの事は、出来る筈だと相手を見詰めて。)
トピック検索 |