大倶利伽羅 2018-03-29 19:10:42 |
通報 |
ん、ありがとう。
(気持ちよさそうに泳ぐ金魚を眺めつつその理由を聞きいれてはくす、と笑って”あんただってそうだろ”とツッコミを入れるもののそれでも嬉しそうに笑みを浮かべて礼を述べて。もうそろそろ日も暮れて来る頃には屋台の明かりで更に前とは違う雰囲気に。すると、少しお腹が空いたのか小さな音で腹の虫を訴え恥ずかし気に視線を逸らしつつ「…廣光、その…腹が…減った」とぽそり)
そうだな、何が食いたい。あんたの食べたいもので構わない。
(思わず突っ込まれた言葉に「うるさい」と返し。しかしそんな言葉とは裏腹に嬉しそうに笑う彼は屋台の間接照明のような明かりに照らされてやはり綺麗だと見とれているとそんな雰囲気をぶち壊すように空腹を訴えるように鳴った彼の腹の音に思わず笑いを零しつつもさらりとその頭を撫でてやれば上記を述べて)
唐突に言わせてもらうが、もしかしなくてもアンタからだろ。某トピでアンタらしきメッセージ読んだぞ。( ふふ )擽ったかったが嬉しかった、ありがとう廣光。
…!お好み焼きがいい。
(子供扱いするのは止めろと思いつつもそんなこんなで彼に撫でられることは嫌いではなくそのままに。数多くの屋台を見渡していれば、ふとソースの香ばしい匂いが漂い始めてくるとなんだかたこ焼きかお好み焼き、ソース系統の物が食べたくなってきて。どれも迷うものの目に入ったのはお好み焼きの看板でその屋台を指さし彼に伝え)
―!まさか、あんたにこんなにも早く気付かれるとはな…。( ふは )気付かれなくても良いと思ったが、これは…結構恥ずかしいものだな。だが、悪くは無い。…国広、これからもよろしく頼む。
(ふわりと鼻に届く匂いに夏祭りらしく感じていると、それに気付いた彼はどうやらお好み焼きが食べたくなったようで。クスリと小さく微笑んでは彼の空いた方の手を取り目的の屋台まで歩き出して。屋台の前で立ち止まり、店員にお好み焼きを2つ頼んでお金を渡し待っていると店員にこちらの雰囲気を汲み取ったような言葉を掛けられ揶揄っているのだろうかと睨みかけるもそのような雰囲気などなく否定せずに頷けばそろそろ花火も上がるだろうからと人気があまりない場所があるとこっそりと教えてもらえば「…そうか、分かった。礼を言う」とだけ返して出来たてのお好み焼きを受け取れば再び話していた手を繋ぎ「国広、行くぞ」と彼が躓くことがないように気を掛けながら歩き出して)
やはりか。( くす )いや、本当のこと言えば合っているかどうか迷っていたんだが、アンタからで良かった。…それは此方の台詞だ。見つけた時は恥ずかいというか…なんというのか( 視線すー )…ん、此方こそ宜しくな、廣光。
…?!
(目的の屋台まで来ると今までとは違う格別な香ばしい匂いが鼻を擽ると自然と笑みを浮かべ。すると、店員からのある一言で目を丸くしてしまい動揺のあまり口をぱくぱく。まさか己ら達の関係を一瞬で勘付かれてしまうとは思わず顔に出やすい己は顔を真っ赤にさせ店員に笑われてしまい。なんだかんだと話しているうちに出来立てのお好み焼きが出来上がると同時にある場所を教えてくれると小さく会釈し彼に引かれるままその場を後にし。—―店員が教えてくれた場所へ歩みを進めていくと、先程の賑やかな人の声も殆ど聞こえず静かで灯りも少しあるだけだが、花火が見やすい場所でそこへ辿り着き )
…これはいい場所を教えて貰ったな。
(言われた通りにの場所まで来ると、そこは言葉通り人気の無い静かな場所で。周りに視界の妨げにになるようなものもなく、側に川が流れているのだろうか、それに沿って吹き流れる風も心地よく申し分ないようで。適当な場所に腰を下ろせば袋からお好み焼きの入った容器を取り出してそのひとつを彼に手渡してやり)
ん、だな。こんなところあること自体知らなかった。
(彼から容器を受け取り蓋を開けて見ると、もくもく湯気が立ちいただきます、手を合わせ割りばしを割って食べきれるサイズに箸で割ってから口の中へ入れ。もぐもぐ咀嚼しつつ美味しそうに食べていればドンッ、と大きな音を立てその音の先は綺麗に咲き誇る花火が上がっており)
(彼と同じように容器の蓋を開け彼の言葉に耳を傾けつつ黙々とお好み焼きを食べながら頷いていると不意に空が明るくなったと見上げたと同時に大きな大きな音が鳴り花火が打ち上がり始めたと理解すると「…見事なものだ」と呟いて)
(お好み焼きを食べることも忘れ綺麗に上がる花火を見上げ見惚れていると、隣にいる彼をちらり見二人っきりということもあり誰も見ていないことをいいことに少しくらい甘えるのもいいか。なんて思ってはそろり彼の肩口へ頭を乗せ「…そうだな。今日はありがとう。祭り、連れて行ってくれて」と花火を見上げつつそう呟き)
(花火を見上げていると不意に彼との距離が縮まった気がしてちらりと見れば甘えるようにこちらの肩へと頭を乗せるその仕草にくすりと小さく微笑むと「…今日だけじゃない、これから先もずっと俺はあんたと色々な景色を見ていきたい」と花火だけではなく旅行等をしたりして様々な景色を見たいのだとそう言って)
…!俺も。俺もあんたと色んな思い出をつくりたい。
(そう彼の言葉で一旦肩口から顔を上げては嬉し気に頬を緩ませ此方も同意するように何度も頷き。夏といえば海とかだろうか…悶々と考えつつ花火を見上げ考え始めて)
…国広。
(嬉しそうに頷き何かを考えている彼に離れてもらうように促せば浴衣の袂から小さな白い箱を取り出して。頭の中で何度も練習をした、大丈夫だと自身に言い聞かせ深呼吸をすると真面目な表情で彼を見つめた後にその箱から銀色に光る指輪を取り出して彼の手を取ればその指にそっとはめてやり。良かった、サイズは間違えなかったようだとほっとした表情を浮かべた後に「俺と、共に生きてくれないか」と柄にも無く紅潮させた頬で彼の目を見つめてそう言って)
?なん…—―っえ…こ、れ…、
(ふと、彼から名を呼ばれたように思い其方へ振り返れば何やら真剣な表情で此方を見詰めており。どうしたのかと此方もつられるように真剣な眼差しを向けてみると、空からあがる花火の明かりで見えたのは彼の手元にある小さな白い箱――その中には銀色に光る指輪が一つ、自身の左手を取るその手からは緊張していることが分かる様に僅かに震えが伝わってきて。その様子を黙って見守っていると、そこには左手薬指にキラリ、光る銀色の指輪。まさかのサプライズに驚きと嬉しさ…それがごちゃごちゃになって涙を流しつつ顔を上げ「…ッ、俺も…あんたと一緒に居たい…っ、だから…俺なんかでいいなら…宜しく…お願いします…っ、」彼の手をぎゅ、と握り顔を赤くさせて)
っはは…、あんた、なんて顔してるんだ
(じわじわと耳まで熱を持ってきていることを感じながら、彼の目をじっと見つめていると突然の出来事に驚きながらも嬉しそうに涙を流す彼を見てはこちらも思わずそう言いながらも声を詰まらせつつ握ってきた手を握り返して)
…あんただって…顔、真っ赤だぞ。
(嬉し涙を流しつつ彼の顔を窺えばこの指輪を渡すことも相当恥ずかしかったのだろう。今まで見たことない彼のもう一つの表情が愛おしく思い始め。もう一度、花火が上がるのを合図に顔を近づけ唇へと口づけ)
一世一代の告白をしたんだ、仕方ないだろう…
(顔が真っ赤だと指摘されてはこんな事をするのは最初で最後なのだからいつも通りにできるわけがないと何だか気恥しいようで視線をそらそうとした途端に唇に柔らかい感触を感じ口付けされたと分かればそれを受け入れて)
――…ありがとう。あんたと共に生きていく。
(唇をそっと離し至近距離で見詰めてはそう言葉を紡ぎ。そんな自身の言葉に照れてしまうと彼から顔を逸らし未だに上がり続ける花火へと見遣り)
ああ、ずっとだ。
(彼の言葉に小さく微笑んでは顔を逸らした彼の髪に口付けを落とした後にそっと手を握り彼と同じように空を見上げ次々と打ち上がる花火を眺めていて)
(彼の肩口へ頭を預けちらり、握られた手を見やると彼も薬指に光る銀色の指輪が目に入れば薄っすら笑みを浮かべその手を恋人繋ぎへと変え握り返し。最後は最大に連続花火を打ち上げそれは綺麗に咲いては消え去って幕は閉じ一息ついて「…終わってしまったな」と寂しげにつぶやき)
そうだな…、また見に来たらいい。
(花火も終盤にかかれば盛大に美しく連続で打ち上がっていく花火に魅入っていて。終了のアナウンスが流れ、夏祭りも終わりかと寂しげにつぶやく彼を見ては頬へ口付けをしてこれから先も共に生きるのだから、また見に来たらいいのだと微笑んで)
トピック検索 |