ーーーっ、誰が発砲を許可した! (基地の中で響く銃声、司令も無しに、それも基地の中だと言うのに。響き渡る大きな音に何事だと立ち上がり将校室の扉を開け放つと何処で誰が、と鋭い視線を辺りへと向け己も腰に携えた銃に手を掛けたまま。兵士のほとんどは外で警備に当たっている、基地の中に敵が身を潜めていたのか、はたまた裏切りか。緊張感に心臓の音ばかりがやけにうるさく響き)