若き将校 2018-03-28 22:31:14 |
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ーーー灯夜。
(本格的に仕事以外に手が付けられなくなった頃、暫し顔を合わせぬ彼はきっと身を削りながら将校としての役目を全うしているのだろうと。空軍基地から見える司令室の窓を眺める日々は続き、彼の名を呟き始めて何度目かの夜を迎える事に。その日は普段よりも時間に余裕があり顔を見るだけでも会いに行こうと久しく司令室へと足を運ばせ。夜中の嫌な静けさと街灯に照らされ浮き出た廊下の窓枠の影を踏み締めながら扉の前で数回ノックを)
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