若き将校 2018-03-28 22:31:14 |
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(胸の内に宿る想いを有耶無耶にするように部下や上司と馬鹿騒ぎをしながら機体の汚れを擦る腕は止まらず、整備や点検の指揮や手伝いで気が付けば四角い窓の向こうは昼間とは別の色は変わってまるで先程の出来事が遙か前のように感じられて。一層汚れてしまった身で額から頬へと汗が伝い、短い溜息を腹の底から空中へと。一通り仕事も片付き報告がてら本部へ顔を出そうと空軍基地を後にして向かっている道中に親友の姿を発見すれば機嫌の悪そうな顔付きに何かあったのだろうかと気まずさを拭って近寄り)何苛ついてるんだ。
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