若き将校 2018-03-28 22:31:14 |
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ーー嗚呼、俺にとっては太陽だよ。眩しい程に…青空を背負って、いつも輝いているお前は。
(相手の口調に少し笑いながらもそう答え、相手を思い瞳を閉じると瞼の裏に浮かぶのは快活な相手の笑顔と青空。自分にとって相手は太陽なのだと、相手が此方に背を向けている二人きりの空間ではその本心を紡ぐことができる。無数の星と、機体の傾きによって広がっていく雲、このままどこまでも遠い場所に飛んでいって仕舞えば良いと思いながら窓の外を見つめて。胸の奥を擽るような一瞬の違和感には自身ですら気に止める事はなく、後にこの瞬間を酷く恋しく思う時が来ることなど今は知る由もなく。)
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