(何と情けのない姿を親友に見せているのだろうという自責の念も、相手が何も言わずに抱きしめてくれることで幾許か薄れ相手の胸に顔を埋めたまま。相手が怪我をして、初めて親友を失うかもしれないという恐怖に直面した事も心を弱らせたのだろうと思いつつ今はその温もりに安心させられるばかりで。弱さを見せるのはこれで終わりにしようと誓いながら、やがて意識は閉じて行き目尻に涙を浮かべたまま相手の腕の中で眠りに落ち)