……灯夜。 (無意識だろうが触れてきた指先に少しばかり驚くも絡んだ指を離す事はせずに、静かに寝息を立てる様子を見守るばかりで。たまに胸の内を擽るこの感覚は何だろうか、親友であり軍人でありながら他の者には感じない時折胸を締め付ける不思議な感覚。良く寝顔を見ようと上半身を屈め、ゆっくりと顔を近付けその小さな唇に視線を落とし)