ーー! (緩やかな流れ、何も可笑しな点のない普段と同じ報告が一変、扉のわずかな隙間から覗いた銃口。まさか部屋にすら入って来ないつもりか、それではまた敵の顔も分からぬまま見失い朝を向かいかねない、それは避けなければと。決して逃すまいと、焦りから反射的に立ち上がったその肩口を数発の内の一発が掠めると床へと鮮血が飛び散り)