(司令室の前で止まる足音、そして三回ノックが室内に響く。落ち着いた歩調と緩やかに叩かれる流れはまるで軍の兵士が報告に訪れた時となんら変わりのないもの。次いで聞こえて来た若い青年の声、それは基地内を点検し終わった事の報告であり。”失礼します”と言葉を残して後ずさる靴音とは別に突如ドアノブを回し僅かな隙間から拳銃を覗かせれば数発続け様に発砲し。)