そうだな、今行方を眩まされるのも危険だ。 今夜の外の警備は致し方ない、点呼後に兵士達は寝室に。 俺は此処に戻って来て朝まで此処に居る、入り口は施錠しない。 (相手の提案に頷くとそう言って食堂の方へと。今も仲間の皮を被った裏切り者がこの中に潜んでいるのだと思うと自然と表情は硬いものに。何故見抜けなかったと自分を僅かに攻めつつ今夜を乗り越えれば危機は一旦過ぎ去るはずだと自分を奮い立たせ)