若き将校 2018-03-28 22:31:14 |
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(彼の姿を見つけて安堵したのも束の間、銃静音と共に倒れる身体に頭部を強打し小さな唸り声を上げて眼前で声を荒げる様子を湾曲した視界の中薄目で眺め。幸い何処も打たれはせず、続け様に聞こえた銃声にはっと我に帰れば今度は相手の襟元を鷲掴み、後頭部に腕を回して固く抱き寄せ、頭上を飛び交う弾丸から守ろうと。応戦に現れた兵士達が駆け付ける足音と裏切り者が発砲を繰り返しながら逃げて行く音をそのままの体勢で耳を澄ましながら漸く唇を開き)…お前が、お前らが心配だったんだ、身体が勝手に動いた仕方ないだろう…!
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