主 2018-03-15 23:29:04 |
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>ネル
…じゃあ、良かったら一緒に作ってみない?君の言う通りセンスは人それぞれだけど、やっぱり折角なら綺麗に作りたいから…まずは誰かと一緒にやってみたいなって。駄目かな?
(悲哀の滲む相手の様子は先程まで感じていた気高さとは逆に相手を年相応、それよりも弱々しく幼い少年の様に見せ、その姿にじわじわと庇護欲や支配欲の混じった仄暗い感情を膨らませながら口元に笑みを浮かべて。かといって同情や慈悲で触れ合ってすんなり懐柔出来る程相手も単純ではないだろう、相手の左隣の空いた椅子に腰かけてから一度テーブルに抱えたままだった花を置くとそっと相手の左手に指を添え。不自由な腕をただ手助けする訳ではなく、あくまで此方の不安に寄り添ってくれるよう頼むような口ぶりで相手に問いかけると緩く首を傾げながら相手の様子を窺って)
>アリス
…ふふ、離れていちゃ結局ひとりの食事と変わらないじゃないか。それじゃあ寂しいから、せめて独り言にならない程度の距離は許してくれないかな?
(控えめで警戒心が強い、そんな印象を抱かせる相手の行動にふと片手を口元に添えながら困ったように笑みを零すと少しだけ寂しさを覗かせる様な言葉を返し。とは言え近づき過ぎて嫌われたら堪らないからこそ無理に距離を詰めるつもりもなく、机を挟んだ向かいの距離に甘んじテーブルに食事を置くとそれでも少しの我儘とばかりに相手の正面に腰を下ろせば相手の反応を窺うように其方に視線を向けながら軽く首を傾げ)
>ダニエル
__ああ、成程。君は僕の"良い子"にはなれない「彼」か。
(相手の返答を聞くなりすうっと表情を無くしていけば視線を落としながら納得したとばかりに数度頷いて。気配を感じられない時点で特異な存在だとは思っていたが、資料で見た現実には存在しないある患者の病に起因した「彼」ならば自身が求めている"良い子"、自らを否定しない現実にはなり得ない相手だと分かり。その時点で相手に対する興味を無くしたのか先程までの柔和な態度は既に冷え切っており、そんな内情を隠す気もないとばかりの無表情で静かに言葉を続けるとそっと相手に視線を戻して)
…それで、何故君一人なんだい?アンジェラが一緒ならともかく、君だけならこうして話しているのも時間の無駄なのだけれど。
>アンジェラ
ふふ、アンジェラには敵わないね。しっかり者の助手が出来て有難い限りだよ。
(常に思考に異質を忍ばせた相手ではあるがそれさえ除けば彼女は頼りになるしっかり者といった印象で、此方の服を引き案内してくれる相手に思わず嬉しそうに笑みを零せば堪える様に口元に指を添えて。異常の中で凛とした人格を確立させる様は奇妙でありながら美しく、同時に情けない自分を支えているつもりだろう相手の厚意が何処か滑稽で。それでも今はその厚意に甘える頼りない大人でいるために感謝の言葉を続ければ茂みの木々を時折腕で避けながら相手に連れられ中庭の奥の方へと歩みを進めていき)
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