罪独 2018-03-11 18:58:21 |
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あ、すみません...おはようございます。
(部屋へ戻った中、扉を開けた瞬間に握られた手に思わず慌てふためくも何とかリアクションを小さくおさめる。だが、頰は赤く染まってしまう。何を呑気に照れてる場合か。手が離れた後、深呼吸をしては身仕度を始める彼女に)
え?..14、ですけど。
(何故、年齢を聞かれたのか。ほんの一瞬考えから、答えは直ぐに出た。そうか、少年法だ。彼女はきっと少年法で自身の罪が少しでも軽くなればと思ってるのかもしれないが、自身が知る限りは僕は少年法に引っ掛かる。例え彼女が何をしようとも僕の罪が免れる事はない。どうする事も出来ない。そう伝えようとした瞬間。宿主が此方へ近付いて来ては、こう言った。「あんた達、ニュースで取り上げられてる子達じゃない?」その瞬間、僕は衝動的にそのおばあさんの首を締めにかかった。細く、直ぐに壊れそうなその首を、僕は締め続けた。苦しみ、もがくその様を僕は目を逸す。暫くして、ふ、と力が抜けたおばあさんから手を離す。また、殺した。でも、仕方ないのだ。こうでもしないとおばあさんはきっとけいさつにれんらくするから、ダカラ..。と、興奮から乱れる息をしながら自分の心に言い訳をする。)
___っ、う..げ、ぇえ..!
(そして、少し正気に戻れば床に横たわるおばあさんの姿に胃から込み上げる物を手で止めながらも吐き出してしまうのであった。遠くからはパトカーのサイレンが鳴り響くのを確認出来る。きっと僕達を捜しているのだろう。でも、動けない。動き出せない。此処で終わらなくちゃいけないんじゃないか、そう考えてしまった。
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