審判を下す者 2018-02-26 13:09:46 |
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……鬱よな。
( どこか神秘的なそこは、全パラレルワールドを監視しそれらに存在する善悪を裁く裁判所。本日の天気は雨の様で、まとわりつく様な雲と霧が裁判所のしんと静寂な中にも少し入り込み、外からはどこか心地いい雨の音。周りを本で囲まれた広い広い部屋の奥にまるで王座の様に置かれた大きな椅子に腰掛けて緩く足を組、肘掛に頬杖をついて出た一言は反響してそのうち消えていき。その男は若くもなく、老いてもなく、響くような落ち着いた低い声色はどこか優しさと冷たさと重たさを含んでいて。視線の少し上の辺りには大きな眼が開眼しており、そこには全パラレルワールドの映像が次々と流れていき、それらをぼんやり見つめながら小さく吐息を吐き出すと、足元にまとわりつく雲を緩やかに払い除け。 )
( /とりあえずallとして出させて頂きます。よろしくお願い致します。 )
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