語り部 2018-02-23 12:30:36 |
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まあ随分と歓迎されとるみたいやなぁ。……でもな、悪いけど今は君らとじゃれあっとる暇ぁ無いんよ。
(事の始まりは凡そ二刻程前だろうか。城下町の中央に走る大通りを半分ばかり進んだところで、道の先に聳えるグリム城をふと見上げた時。最初に眩い閃光が放たれ、一瞬遅れて鼓膜を破るような爆発音が響き渡り、続いて肌を焼くような熱い爆風が吹き抜け小枝や葉を巻き上げて──一体何事かと城の方へと駆けている間に空一面がどす黒い雷雲に覆い尽くされ、今やサーベルにナイフ、果てにはこれまで見たこともないような厳めしい武器を手にした骸骨たちが城下町中に蔓延っているときた。襲い来る骸骨兵らとの戦闘の中で一緒に居た筈の魔神とは逸れてしまったし、まったく運の無いことに今しがた彼らの挟み撃ちに遭い、多勢で取り囲まれて壁際まで追い詰められ、さあ降伏しろと言わんばかりに鋭利な刃を胸に突きつけられている状況。だが、これくらいの脅しで大人しく膝を折ってやるほど甘いつもりはない。「千夜一夜物語」一番のヒーロー(自称)を侮られては困るというもの。最も近い目の前の骸骨を片脚で力一杯蹴り飛ばし、他の骸骨兵たちが倒れた一体に気を取られたその一瞬の隙で。建物の窓枠に器用に手と足をかけて壁を登り、二階建ての屋根の上へ。「ごめんな新顔くんたち~!今度は旨いビールとヴァイスヴルストで持て成してな!」あと一歩のところで獲物を取り逃がした憐れな彼らに片手をひらひら振ってみせてから、足を滑らせないよう屋根の上を軽やかに駆け、反対側の小路地へと壁伝いに降り立って。)
(/主様、参加許可ありがとうございます!インフルエンザ、お辛いですよね…。どうかご無理はせず、ご自愛下さいませ。
そして皆様初めまして、此度アラジンとして参加させて頂く者です。上記にて初回文を出させて頂きましたので、相性など問題なさそうであれば余裕のある時で構いませんのでぜひ絡んでやって下さいませ…!時間帯は事件から大体二時間後、現在地は小人の森からグリム城の方へ向かって来ていたので城下町の西~南側を想定しております。よろしくお願い致します。)
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