語り部 2018-02-23 12:30:36 |
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「たとえ何番目だろうと、僕だって一人の王子様だ。きっと君を守ってあげられる。…そう、きっと…約束はできないかもしれないけれど。」
名前/ ベンジャミン
役職/ 十二人兄弟(12番目の王子)
性別/ 男性
年齢/ 21歳
外見/ 青みがかった濡れ羽色の髪はうなじを覆うくらいまで伸び、鳥の巣とまではいかないもののやや跳ね気味。長めの前髪からのぞく切れ長の瞳は優しげとも悲しげともつかない群青。王子然とした端正な顔立ちをしているが、肌の白さや表情の柔らかさ、些か細身の体格から優男という印象を抱かれやすい。身長は180㎝と高め。羽根を飾りにあしらった、瑠璃色とも黒色ともつかない艶のあるビロードのマントに身を包んでいて、その下は街の青年と大差ない簡素なシャツとベストだけ。全体的に『王子』より『カラス』のイメージに近い地味さだが本人はそれが落ち着くらしい。
性格/ 良く言えばお伽話そのままの優しい王子。実際は優しいを通り越して気が弱くヘタレな駄目王子。男兄弟の末っ子に生まれついたのが運の尽きか、11人がかりで苛められ甘やかされ弟の不幸と恩恵を一心に受けたせいで生ぬるい坊ちゃんに育ってしまった様子。兄達と狩りに興じるよりたった1人の妹姫に本でも読んでやるほうが楽しい温厚極まりない性格。虫一匹殺せない意気地なしではあるが悪人ではないことと、礼儀正しく柔らかな態度から「ベニー」の愛称で男女身分問わず親しまれているものの女性からは『良い人』止まりで『男』として見てもらえず密かに気にしている。グリム兄弟の凶行によって兄妹を喪った後は混乱し、絶望に暮れながらも童話に出てくる王子のように強く勇ましく皆を守らなければ、と努力する―—現時点ではあくまで努力だけ、逃げ出さないのが精一杯。
得意なこと/ 料理(特に獣や野草など森で採れるものの調理)、隠れ場所を探すこと、物事を穏やかな方向へ持っていくこと
苦手なこと/ 戦闘(体力はあるがヘタレて動けない)、逃げ出さないこと(こちらは体が勝手に動いてしまう)、揉め事争い事全般
備考/ グリム童話のひとつ『十二人兄弟』に登場する末席の王子。おおまかなあらすじは『魔法でカラスに変えられた王子達を健気な妹姫が救い出す話』。作中では妹の誕生によって国を追われ復讐心を燃やす兄王子と妹姫の仲を取り持つクッション的な役割を果たし、そのためか現実でも仲介役や場を落ち着かせる立場に回ることが多い。
事件当日は眠りの森の王国から兄妹揃ってパーティーへ。兄に飲み物を持ってこいとこき使われて中庭を離れ、ワイン片手に戻ったときには誰も彼もが無惨な死体になっていた。年端のいかない妹まで守れなかったことを酷く悔やんでおり、その代わりというわけではないものの同じ年頃の少女、特に日頃から見守っていたグレーテルのことを気にかける。
持ち物(現在)/ 12輪の魔法の百合(千切るとカラスに姿を変える。全て毟ればカラスそのもの、花弁だけなら翼のみ生やすなど調整可能。本来はグリム兄弟への贈り物として持ってきた)
持ち物(予定)/ 魔法の帽子(童話で兄弟が暮らしていたように、見た目はただの帽子だが中に空間があり数人であれば逃げ込める。声を発さない限り外部からは見つからない)
(/十二人兄弟をkeepしていただいた>27です!取り置きありがとうございました。凛々しいお嬢様たちとは比べ物にならない情けない王子になってしまいましたが、いつかは格好良い王子様に成長できるよう頑張りますので問題等なければぜひぜひよろしくお願い致します!また>1に記載されていた「そんな彼女を王子さまたちは微笑ましそうに見守り〜」という箇所からグレーテル様との接点も記載させていただいたのですが、問題があれば修正しますのでご指摘くださいませ。)
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