キラー 2018-02-17 22:35:09 |
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な?だからあの時さようならって言ったんだよ。
(そう死体に語りかけるのは燃えるような、または鮮血のような真っ赤な髪をした人物。その声色は男性、体型すらも男性に近いと思われるだろうが実は女性である。死体は凡そ10代半ばといったところ。昼間にたまたま出会って仲良くなった子供だった。しかし本能には逆らわないのが彼女、いや、この時は彼と呼ぶべきだろう。予め狩ることを決めており、だからこそ昼間に別れを告げた。幾ら仲が良くても仲間以外は獲物になってしまったら躊躇いなく狩ってしまうのが己である。緩く浮かび上がる笑みを隠すことなく死体の血を抜き取っては手慣れた様子でボトルへと詰めていき、それに栓をすると残った血を己の唇に塗り、少女の唇と重ね合わせた。これは彼女なりの親しい物に対する別れ、そして化粧を同時に兼ねたもので。ふと近くに気配を感じればそちらを振り向いて。)
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