(黒い、フード付きの外套を纏った彼女がいるのは、小さいながらも程ほどに活気のある商店街。…………いや、だったと言うべきか。普段ならば人々の声が飛び交う時間だと言うのに、今は風の音ばかりが耳につく。その風に乗せられ、むわっ、と、鉄臭い臭いが立ち込めた)………………また。(彼女は目の前の真っ赤な光景から目を背けるようにうつ向き、沈痛な面持ちでぼそりと呟いた) (/絡み文、不備があれば教えてください)