主 2018-02-10 20:51:48 |
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>矢車さん
あぁ、食え食え。後は任せた。
(一本、また一本とペースを落とさず早々に酒を喰らい、張る素振りもなく刺身を摘まみ。彼を知るものは細々と、知らぬ他は活気立って各々の席で賑わい。群を抜いて賑わうのは、少し離れた老若男女の15人もの宴会団体で。刀を傍に置きふざけて踊り出す者も、杯になみなみと注がれそれを一気飲みする者も、それに歓喜をあげてはとお祭り状態。そんな中、奥に座る男女は素面のまま此方を見据えて、コソコソと何かを話しているのが見えて)
>三國さん
うわぁ……美味しそう。
(来た道を戻り店に入れば、嗅いだことのない匂い、見たことのない品、目に写るものが輝いて見えて感嘆し。後で相手を諭そうと思ったこともそっちのけに、陳列された商品に心奪われ覗き込んで。初めて間近で見る南蛮菓子の数々に眼を輝かせ「三國さん!砂糖菓子、砂糖菓子ですよこれ!」興奮気味に金平糖を指差して)
>三好さん
(相手の実力があれば、他の選択肢があっただろうに、鍔迫り合いに持ち込まれたのは己のため。焦りで泥水のように濁る頭の中で、相手の言葉に戸惑い「…すみません」その一言しか返せず視線を逸らし。断ち切れぬ不安が襲い掛かり、全身を強張らせ、詰め寄り刀を巻き上げては上段に構え力任せに振り降ろし)
>徳永姫様
これはこれは、大変失礼致しました。徳永姫様。
(敬意も含みなくただ言葉を並べ、軽く頭を下げ。杯を女中に手渡し台に歩み寄り左手の短刀を撫で「お望み通り、この台の上に私奴の指を献上致しましょう」目の前で傅き真上に右手をかざして。その瞬間、目にも止まらぬ早技で十文字に切り裂き中点の支えを失った台は自立できずに傾き崩れ「あらら、『酔ってて』手元が狂ったわ――いや、狂ってしまいました。ってか?」詫びる気配なく下卑た笑いを浮かべ、掠り傷ひとつない右手をひらひらと振りかざし。素面顔で暴れたのではなくただ酔っていたと言わんばかりに強調して)
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