主 2018-02-10 20:51:48 |
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>三國
わ、
(約束を覚えていてくれたことが嬉しく、ぱあと顔を輝かせ驚いたような声を出せば「よかった、」呟いて頬を緩ませ。浮き上がる気持ちをなんとか沈め、さてこれからどうしよう。早く街に行きたいけれど、こんなざっくり切れ込みの入った格好で出歩くのは勿論自分が許さないわけで。数秒思考の後ぴんと人差し指を立てれば、「少しだけお待ち頂けませんか?着物を選びたいのです」軽く首を傾げてそう尋ね。)
>遥姫
…ええと、
(こういう時どう言葉をかければいいか分からない自分が嫌になる。気の利いた言葉を掛けることを意識してこなかったからなのだろうけど、いや今はそういった言葉の方が逆効果では__、…いや、違うか。そういうことじゃない。そういうことじゃ。思いの丈をぶつけてやらねばならぬのだ。この、目を離したら消えてしまいそうな妹を守ってやらねばならない。姉として、九条晃として見ていてやらねばならない。)
_私、嬉しい、です。
…貴方を形成している過去を知れた気がして、嬉しいのです。
いい思い出だとは、言いません。
両親に愛を貰い、局長に付いて行って__周りに恵まれたのだと自覚している私には何も言えません。
…ただ、貴方の、遥姫の姉として。言葉を掛けることを許されるのであれば、
(何故だか分からないのだ。何故だか呼吸に音が付いて回って仕方がないし、何故だか目頭が熱くて仕方ないのだ。境遇が全く異なる自分が泣いてはいけないことを知っているのに、分かっているのに、自制しろと叫ぶ心が泣いてしまいそうだ。下唇を噛んで堪えた雫は瞳から溢れ落ちそうで仕方がない。上を向き、ぎゅうと目を閉じ、開いてしっかりと彼女を見やる。泣いてはいけない。彼女の頬に残る涙の跡を見ろ、私はその資格なんてないだろう。)
守らせて、ください。
(鼻の頭がツンと痛くなったのは、朝の冷気のせいだと思うことにした。)
>色見
(妹と門下生、と聞き子供好きの心が疼いた。なるほど素敵なお家だ、ぜひ突撃してひたすら眺めていたい。「…いいなあ、私も小さな子とお菓子でも作ってみたい」なんて言葉が無意識に呟かれたのはこの屯所がそういったことに疎いからだろうか。年下と楽しくお菓子を作るなんて場面はお世辞でも似合わない場所だ。)
…何かまずいものでも入っているのでしょうか?
(相手の歓迎とはいえない雰囲気に軽く首を傾げ、ふと思いついたことを口にしてみた。例えばそう、とんでもなく甘いものだったり食べれないものだったり__食品を扱う場所の門下生というのであればあまり想像はできないが、遊び心なのやもしれない。あとはお酒が入っているとかだろうか。…それは目の前の彼相手だと冗談にもならないのだけど。)
>矢車
スリ…なるほど。
…だとしてももう少し静かに追いかけることできませんかね。
(聞いた話によれば彼女はスリを追いかけているらしいときた。それは大変に立派で新撰組の隊士として褒められるべきなのだろうけれど、こんな早朝に大声で町を駆けずり回るのもいかがなものだろうか。小さく不満を呟いてはあとため息を吐けば、走るスピードを上げ未だ走り続ける彼女の肩を叩けば、逃げ回るスリに気付かれないよう声を落とし。)
仕方ないです、協力しましょう。これ以上騒げば屯所に苦情が入りますからね。
>半田さん
…え、
…あ、ありがとう、ございます。
(突如として刀を差し出されたことにも驚いたが、その刀自体にも驚いた。町人が持ち歩いているようなものではないし、そこらに落ちているようなモノでもない。少なくとも簡単に手に入り、誰もが持っているような安物の刀でないことは間違いない。思わず刀は手に取らないままそれを差し出した彼をまじまじと見つめ、目を細める。__何だかおかしな、というか見たことのある__。「…もしかして、……違いますか?」町人とは違う。そんな女の勘から出た疑問は文脈が大分おかしくなったものの、吸い寄せられたように彼を見て眉を寄せる。だからだろうか、一瞬だけ此方を向いていた音斬りのことを忘れていたのだ。)
>薫子様
…散らぬように根をはるものではないのですか。
(思わずため息が漏れた。と言っても彼女の役柄が役柄で、その上自分は新撰組の副長だ。明らかに狙われに行く姫を見捨てることも命を狙われる民間人を守らぬこともありえないのである。渋々といった様子で彼女の後ろに付き、案内されたホールに足を踏み入れる__と、その時に感じた。2、3、4__奥にいる可能性も踏まえてもその位だろうか。「…薫子様、」もっといるかもしれない。「__薫子様が良いと言えば、すぐにでも刀を抜きます」右手を刀の柄にかけ、腰を曲げ囁くように告げた。)
>三好
…傷口には触れない方がいいのでしょうか?
(見ない方がいいと言われ、自分自身も痛いのは嫌だけれどどうしても好奇心が服を捲ろうとする。縫うまでの怪我は初めてだし、どうしても見てみたくなってしまうのだ。だから妥協案として触れることを提案してみて。これなら麻酔が効いているから痛くないし、傷口を見ずに済む。子供らしい妥協というのは分かっているけれど、好奇心には勝てないようで。)
_そうだ、三好。
少しだけ時間をくれませんか?
(ふと思いたち彼女の方へ視線をやれば、口角を緩ませ首を傾げ。話しておきたいことがたくさんあるから、今のうちに全て解消しておくべきだと思うのだ。仏頂面で、無言で、仕事人の頼れる仲間に。)
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