主 2018-02-10 20:51:48 |
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>薫子様(※仮称)
――――!
(“その”気配で顔をあげて緊張を解く。どれほど集中していたのか。気が付けば鍛錬で結構な時間が経ったように思える。首にかけていた手拭いを額へ無造作に当てると、しっとり張り付いた前髪を手櫛でかきあげて。ふぅ、と息を吐く。視線は道場の門扉へ。気配というのは人の所作だ。それは足音であり、衣擦れの音だったり、視線でもあれば、はたまた感情から発露する雰囲気、と様々ではあるが。今回は前者側。足音、歩幅、それらから推察できる人物像が現在の屯所内にいない。……さて困った。予め来訪する可能性。“相手”は気まぐれでもあるだろうからして、あくまで可能性だと伝え聞いていたが。屯所を訪れたのが本当にあの“徳永 薫子”なのだとしたら。なんとか鉢合わせるのは回避したいところだ。これまでそうしていたように。そう、なにしろ彼女とは――逢った事があるのだから)
(/絡んでいただいてありがとうございます! 私のは古い当時のall宛てだった為に、さぞ絡みづらかったかと。本来であれば此方から絡みに行くべきだったのですが、私の力量不足でそれもなかなかできず。申し訳ない限りです……。
さて、劇中の方が最後まるで確定ロルのようになってしまっていますが、関係性の確定についてはお譲り致します。遥姫の大河家は外様大名であり、次期当主として育った来歴から、きっと過去一度くらいは将軍に面通しされているのでは、という妄想← からきた設定ですので、例えば「知らない」という設定がよろしければ『こちらが過去当時の登城時に一方的に遠目で見た事がある』設定に、という具合に合わせます。その他にも過去『話した事がある』、『遊んだ事がある』、『嫌っていた』、『仲がよかった』……などなど、お気に召すままに設定していただければ……! 私はどうとでも合わせられますので!)
>早重さん
ほぉはほ。ひにはっへはふぁらへ。はなへふぁんふぁひょーふぁほひはほ?
(おいしい。おいしい。おいしい! 天麩羅最高。盛大に天粕を飛び散らせながらもぐもぐもぐもぐと食べる口を休めないまま喋りつつ、彼女へこくんこくんと相槌を打って。隣へ移動した彼女の場所を広くとるように、椅子ごと気持ち程度移動する。普段であれば肌身離さないだんだら羽織も今日ばかりは纏っていない。日が空いているとはいえ、あんなことがあった後である。見れば思い出す人もいれば、店主だってきっといい顔はしないだろう、と。店主の方を一瞥してから、彼女へ「……はへはひほ?」と呟いて)
>栄さん
――どしたの? なにかあった??
(それは夕暮れも近づいた屯所での出来事。なにやら騒々しく廊下を行き来する隊士たち。それをみつけてひょいっと首を突っ込んだ。……身長がないので下からだが。『大河隊長!?』と叫ぶ面々に見覚えはなく、自然と視線は隊章へといく。二番隊。栄さんとこか。『あの、うちの……いえ、三好隊長とお会いしていませんか』と話す隊士には若干の焦りのようなものを感じる。【……確か今日は非番じゃないっけかなぁ】と胸中で思うも、「ううん。今日はみてないよ。どして??」と返答。行き先に心当たりもない、どころか彼女の趣味さえも知らないのだ。『いえ。なんでもかの“仏殺のお絹”が目撃されたとかでして。山の方角へ調査も兼ねて、念のため隊長にご報告をと……』それだけ告げると、失礼します、と去る隊士たち。“仏殺のお絹”といえば幕閣を何人も殺しまわっている尋ね人である。本当に居た場合、どうするのだろう。「ねえ! 私も一緒にいこっか?」と背中へ声をかけるも、慌てたように辞退され。……まぁ、他の隊の隊長を連れまわすには理由がまだ不明瞭か。茜色に染まった空を仰ぎ見る。くぁくぁと塀の瓦で囀る数羽の鴉に、なにやらよくないものを感じた)
(/先にゴメンなさい! どう考えても遥姫が山で三好様と合流する理由がみつからずこっちもこっちで展開してしまいました……! 差し支えなければ少し離れ離れで話を作ってみませんか? その上で途中でうまい事合流できるなら面白そうなのですが……!)
>めぐさん(仁さん)
えっ。いや、雑巾いらな――。
(い。と告げる前に大きな声で雑巾がけを始めた彼女をみて、笑顔のまま口元がひきつったのを感じた。片手に木刀。片手に雑巾。なにこれ。私どういう人? とかぶりを振って。さらにもう一度大きく嘆息し。とりあえず木刀を道場壁の引っ掛けへと丁寧に納める。それから雑巾をくしゃくしゃと丸めてから道場の天井付近――自身の真上へと勢いよく放る。丸まった雑巾は中空、天井付近で解かれると一枚の雑巾へ戻ってふんわりと下降を始める。その間に首にかけていた手拭いを右手で引き抜いて、左腕でぐいっと髪を集めてから後ろ頭の高い位置でまとめると、手拭いで一結び。そのタイミングで落ちてきた雑巾をすぱっと人差し指と中指で受け取る。さてどこからやろうか。なるべく相手から離れよう。そうしよう。と道場の反対側へ足を運び。彼女が今どこを走っているかなど見ないまま――。)
>正之助くん
ふっふっふー。この世にタダなんてものはありませんのだ! なにかあるでしょお? さぁさぁドンとこい。お姉さんに話してみよう!
(腰に手をあてて不敵に笑うとどこかで聞いたような文言をつらつらと並べて。ずずいっと無造作に歩み寄ったが、なにしろ背の違いがある。だんだんと彼を見上げるような距離になってきたのでこれはよくない、と一定の距離で足を止めて。さらに数歩下がる。言葉尻に【お姉さん】などと言ってしまった手前、『……その背で?』などと僅かでも思われるのがイヤだった。さてどんな話が聴けるだろう。打算的な考えの中にも純粋な興味もあった。まぁ、あまりにも困るようならなにか助け舟を出そうかな、ともふんわり考えて、彼のリアクションを待って)
>いちのじょーさん(壱之丞さん)
ゴメンね。せっかく提案してくれたのに。
(えへー、と無邪気な笑顔を作りながらも、言葉にしたのは本心で。どうあれ、こちらを慮っての考えだったことは間違いない。そしてその気持ちは嬉しいものだった。むしろ驚いたのは店主の方だったようでいくつか代替案を持ちかけてきたが――こちらは配慮というよりも商売魂だったのかもしれないが、一度諦めたものにはもうさほど執着がなく、丁重に断りを告げて。それから彼へと顔を向ければ、)
……そいえばいちのじょーさんは何してたの?
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