主 2018-02-10 20:51:48 |
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>栄
埋め合わせが出来ていたから、いいわ
(扇子を閉じてにっこりと笑った。京の湿った風が吹く。扇子を窓にいる商人に向けて、《やれ》と口を動かし自分がどうなるのかを知ってしまった商人は青い目に違わぬ青い顔に変貌した『oh……!』窓から後退りして逃げ出そうとする。どこへ?腰が引けており)
>晃
だって、あからさまなんですもの。からかいたくもなるわ
(白い顔を日に当てて口だけで笑い。流し目で屋敷にいる男の面を考えて口元に手を当てて「本当に真面目ね。私が散らないようにするのが役割りそうでしょう?晃」両手を後ろに回して諫める相手に言いながら「行かないと醜聞が回るわ。それと」回る前に皆殺しにするが。悪戯っぽい表情で洋館に入り、楽しみにしてるわと口を動かして。使用人にホールへ案内され、楽隊のコンサートの席に座る。だが、ホールの陰には刺客が数人いて、武器を構えてタイミングを見計らっていた)
>正之助
なら、あなたも部屋で待機すればいいわ
(クスクスと笑って使用人に「いいでしょう?」と有無を言わさぬよう微笑んでおけば頷き、従者含めて三人を個室に案内し。バロック調の扉と家具が置かれており、橙に部屋を照らす燭台は煌々と光って「ここで寝るわ。ベッドやクッションに罠は無いのかしら」ベッドに視線を入れて従者と相手に「ソファで寝るなりしてちょうだい。そうね…あなた、何か面白い話をしてみなさい。身の上話でもいいわよ」ベッドに座ってそんなことを言い)
>弥次郎兵衛
派手ねぇ…そこが面白いのだけど
(雪のように降り注ぐ灰はこちらには向かない。言うなれば死者への手向け。悍ましい光景を作るように命じた身として扇子をパタパタと扇ぎ、優越感に浸りながら溶けていく私兵と敵を風のように雷のように翻弄する相手を見て「終幕を飾りなさい」大盤振る舞いを見事行った相手に私兵討伐最後の指令を出し)
>all
(雪の降る日に、数年前作らせた池と庭がある別荘に相手を招き。パラパラと書物を捲って目に通し。服装は葵の着物に翡翠の髪飾りを身につけ、毒味済みの急須に入った茶を飲みながら、銀世界を眺め。池は氷に覆われ、冷や水ひ浸した緑のガラスのよう。庭には雪が積もって)
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