主 2018-02-10 20:51:48 |
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>壱之丞
徳永薫子と申します
(愉悦の笑みを隠さなかった。様子を窺っている相手を嗤い、扇子で自分を扇ぎ『haha……この国の人間はこちらが名乗っても名乗る礼儀が無いようだネ』名乗らない相手に苛立ちを隠さないケビンはあからさま過ぎな皮肉を言い「失礼しましたわ、口が利けませんの。獣は言葉を話せないでしょう?不快でしたら動く置物と考えて下さいな」フォローもしくはフォローでないことをケビンに伝え庭園に案内されれば、庭師によって形づくられた木や緑の枝葉。アラベスクのような紋様が刻み込まれた庭園用の椅子や円卓型のテーブルに薫子とケビンの二人は座り、ケビンの私兵と思しき西洋甲冑に身を包む二人の兵士はケビンの両サイドへ立ち)
>栄
(椅子に座ったままお喋りはその辺にして、高みの見物と洒落込み。影から現れた上忍が一人に耳を塞がれ。いつの間にか切り開かれた窓に視線を移し「気が利くわね。見習いなさい」上忍にからかい混じりに告げながら戦いの様子を見て、上忍に解説をさせながら戦局を見守り。「随分な余興ね。もっと楽しませられないの?」商人を挑発すれば明らかに自分より力の弱い女に煽られたこと、決定打として一人で十数人の尖兵を片付けられたことで耳を赤くして怒り。上忍は薫子をお姫様抱っこで抱え窓から飛び降り威力を殺して着地すれば、そこは庭園とは異なる広場。最初から配置されていた私兵達だけでは無く幾つもの兵士がおり、槍を構えた者が多数で)
>正之助
『hahaha!これはいい!是非見せてくれたまえ!』
(ずんぐりと太った館の主は拍手を相手に送り、刃を向けられて尚、一層笑みを深くする薫子。一言「だそうですわ。折角ですし、遙々海の外から来た皆様に披露しなさい」固唾をのんで正之助の演舞を見守る観客達。倭の国は、一体どんなものを見せてくれるのかと異形の型を振るう相手を見て。日焼けした肌、黒くっぷりとした長い黒髪に異国の飾りをつけた踊り子達は、目を閉じて独楽のように回り舞いながらシャムシールの刀身が三刃の残像と軌跡を描く薙ぎを繰り出し)
>弥次郎兵衛
『どういうつもりだ!』
(ぶつかられた来客は難癖をつけるべくして声を荒げ、肩を掴もうとした。だが、雰囲気ではなく自分の感覚がそれを否定したのだ。どうしてだか分からないが掴んではいけないしこれ以上接近してはならない。と理解を終えたからこそ後退りをしなかった。だが、予定は予定。客人すべてが服に仕込んでいた武器を取り出した。はずだった)
(/早とちりしてしまいました。なんたる不覚)
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