依原燐 2017-12-17 22:10:00 |
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__ ん、やっぱり燐の血は美味しい‥
( 血液が口内を満たし、緩りと喉を通る其れを緩慢に嚥下し、味わうようにごくりと音を鳴らして。何時になっても飽きることのない彼の血液の味は未だに衰えることを知らず瑞々しくも芳醇な香りを生み出しており、正直彼から離れられない体質となっているのを薄々と自覚しており。先程までの渇きが一気に潤い、心行くまでに堪能するとゆっくり牙を抜き取り体制を直して。口端に残った血液をぺろりと一舐めしては、普段見せない幸せそうな笑顔を零し感想を述べるその途中、息を荒らげた彼が力無く此方に凭れ掛かると吃驚した様に瞳を瞠り。反射的に抱き留めると、僅かな動揺が窺える上擦った声音で懸命に呼び掛ける反面、矢張りここ最近吸い過ぎたかと後悔の念を微かに抱き。 )
りっ、燐!ちょっと大丈夫!?
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