エドワード・エルリック 2017-11-24 13:58:15 |
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...すみませんでした。私を気にかけてくださってありがとうございます。しかし私の事を心配するなんて...変な国家錬金術師ですね。––では、整備が終わるまで付き添います。さほど時間はかからないでしょう。憧れの地も今は観光できる状態にないでしょうから...整備は叔父の家でさせてもらいましょう。部品など不足があっても補えるでしょうし、技師さんの安全も確保できますから。
( 声を荒らげる相手にびくりと身体を強張らせるも、よく聞けば思い入れが強いと思われる担当技師だけでなく、出会ったばかりの自分まで心配するような内容に唖然として。同郷の技師はまだしも、出会ったばかりのよく知りもしない女に「危険な場所で1人にするわけがない」と言い切るその様が、人をまだ信頼しきれてないナタリーにとっては衝撃的で目眩を起こしそうになる程のものであった。こんなお人好し本当にいたものかとなんだか笑いさえ出てきそうになるも、背負うものの多さに潰れやしないかという心配すらしてしまい感情が整理できずに、複雑な顔をしてまだあどけなさが残るその横顔を見つめて。その小さな背中に一体どれだけの事を抱えているのか、出会ったばかりのナタリーには想像しかね、出て着た言葉は謝罪。そして続く言葉は感謝と空気が重くならないような冗談で、彼女なりに気を使った様子でパッと掴んでいた手を離して。自分なりに提案という形で、一緒にいてくれるという彼を突き放すような、置いてきぼりにしないように話をして )
エドワード、私は貴方を信頼します。...なので貴方も私を信頼して任せてください。貴方の大切なものを私も守ってみせます。
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