エドワード・エルリック 2017-11-24 13:58:15 |
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ナタリー
自分の身体の事くらい分かってます。私は大丈夫ですから、貴方こそうはやく治して下さい。
( 医師が看護師に支えながら入室して来たところで一旦口は噤み。首だけを横にし、見えた医師はかなり高齢に見えてはついつい顔を顰めて。一体自分はどんな変な薬品をこれから飲まされるのかと先行き不安であったが、自分を一目見て「栄養失調と感冒じゃ、栄養のある物を摂り暖かくして大人しく寝て居れば治る。」と診断されると目を丸くし。その後看護師に身体を起こされて身体中診られ、あざの具合など確認されて。「肋骨にヒビ、左足は捻挫じゃな。暫くは大人しくせい。全く嫁入り前の女子とは思えん扱いを受けておるようじゃな」とエドワードに鋭い視線を向ける老人を止める事はせずに、内心どれだけ安静にしてなければならないのかと焦りを感じ。その焦りを悟ってか彼女の方へ向き直った医師に一喝され。塗り薬のようなものと飲み薬の様な物を処方された様で、それらをベッドサイドのボード上へ置かれて )
アル
こんな夜更けに雨の中来てくれただけでも感謝しないと! それに街では有名な腕の良い医者だって宿屋のおじさんも言っていたよ。
( 老医師に小突かれる兄を見ていつも通りの調子に戻ってきたなとホッと安心して。しかしなんとも失礼な(分からなくもない)その言葉に一応は怒っている様子を見せて。老医師は宿の主人によると街一番の腕の良い医者であるが、なんせ変わり者のため患者を選びあまり人を見ない事で有名だそうで、電話口でも何度も切られそうになったが”国家錬金術師だと”兄の職業を聞かれ答えたところすんなりと往診の依頼を受けてくれたのだと言う事を説明して。その横で何の躊躇もなく診察のために服を脱ぎ出すナタリーにギョッとしては、身体の向きを変えて兄からナタリーが見えぬ位置に立って。医師からのナタリーの診察が終わりお言葉を頂戴すると、出会った経緯を知らない為自分が錬金術に巻き込んでしまったからだ!と真っ青になり、鋭い視線を受ける兄を庇い )
この子の傷は僕が土砂に巻き込んじゃったからなんです、兄さんは悪くないんです...。ごめんねナタリーさん...
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