エドワード・エルリック 2017-11-24 13:58:15 |
通報 |
エドワード! 私、自慢じゃないけど足はかなり遅い方なの!!!! だから.....しっかり持ちこたえて下さい!
( すんでのところで雷撃を避けられた事にホッとしながらも、このままではまずいという事は理解している様子で苦しい表情をして。続けざまに聞かれた<賢者の石>という言葉は、先ほど自分が行きついた答えと合致するもので、正直違っていればよかったのだがと下唇を噛み。このままだと2人とも危うい、そんな中で貴方から掛けられた言葉は正解の様な気がしてすぐに頷き。自分は手負いで、しかも大した錬金術も使えない、そんな自分をこのお人好しの少年が庇わない筈もなく、自分がこの場にいればそれこそ足を引っ張るのは目に見えて。しかも弟という存在があるなら、2人で戦闘した方がおそらく勝機はあると確信して。煌めくブロンドをたなびかせて男の方へ向かって行ったその背に何もできぬ歯がゆさを感じると、少しでも力になろうと足を再び踏み込み、キメラの足に枷を錬成してやり。キメラが動けなくなった隙に走り出し。その背に頑張れなんて言える筈もなく、ただ時間が掛かると大きな声で伝えて、宿へ向かい。
出来る限りの全速力でなりふり構わずに指定された宿屋へ駆け込むと、力任せにドアを開け。ドアの開く音に思わず目を見開く宿主が何か言いたげに口を開こうとした瞬間、それを遮る様にスッと手を上げ。待ってくれというポーズをした後に、息を整えると「アルフォンス•エルリックはどこ!?」と身を乗り出して尋ね。しかし宿主は個人情報だから、などと言い言い渋るものだから遂には「アルフォンスはどこ!? エドワードが大変なんです!!!」と宿中に聞こえるのではないかという大きな声を張り上げてみせ )
トピック検索 |