鋼の部屋 〆

いっ.....⁈ ちょっと、何するんです!!!
––錬成陣無しで、これを...錬成しませんでしたか?

( 手をノブに掛けようとした瞬間に、自分より先に少年がドアに触れ思わず手を引っ込め。次の瞬間にはバチバチッと物凄い音と共になんとも腹立たしいマークの入った扉が現れ、思わず声を上げてて数歩後退って。錬成された扉のようなものを開けようとノブに手をかけるも、捻っても、押しても、引いても、ウンともスンとも言わないために早々に諦めて。変な体勢を取り身体に負担が掛かったからか、ズキズキと脇腹辺りが痛み出して、思わず唇を噛み眉を顰めて。暫く脇腹を抱えたのちフゥーとゆっくり息を吐き出し、落ち着くと屈めていた身体を伸ばして錬成されたドアを改めて見やり。そういえばこのドアを錬成した際に相手は錬成陣を書いたりはしなかった、手を見てもその白い手袋に錬成陣は見られないことに気がついて。それらの事から自ずと答えは見えてきて、父の書斎にあった本にその事について書いてあったことを思い出すと表情を歪めて相手に視線をやり )

何が望みです...? フラメルの紋を背負っているならば、賢者の石でしょうが、一体何に使おうとしているんですか、



( / お忙しい中間を縫って御返事ありがとうございます。此方はゆっくりと待っていますので、どうぞ急がずに...。これからも長くお相手して下さると有難いです。 )