–––ん?気が付いたんだな、大丈夫か? (貴女を病院へ運んだ後、怪我の状態を担当医から聞かされ残したまま帰る訳にはいかないと病院の電話を借りに行き。先に宿へ帰っているであろう弟に、事情と遅くなる事を告げれば電話を切り。ナースから渡されたタオルを首に掛け濡れた髪を拭きながら戻ってくると、意識が戻った貴女に気付けば笑みを浮かべながら体の心配をして。)