初心者の語り部 2017-11-14 22:34:19 ID:c69b3cd4c |
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「……さて、どうしたものかな。」
(白い髪を微かに揺らし、サリエルはため息を飲み込んだ。この地底世界はつまらない。人間たちは守護者の言うがまま自分たちに敵対してくるのが殆どであり、彼らと話すのは些か骨が折れる。かと言って守護者にちょっかいをかける気にもなれなかったのだが、残念ながら目の前で腰に手を当てて仁王立ちをしている小さな守護者の少女、メリュプとあまり楽しくない談笑をする羽目になりそうだった。
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