藍 2017-11-12 09:38:57 |
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お風呂上がりの、濡れた髪を、タオルでわしゃわしゃした後に、ドライヤーで乾かして、睡たげに欠伸する貴方を、ベッドに運ぶべく、持ち上げてみようとしたケド、全然持ち上がらなくて、鼻先でフッと嗤われた. 御前サンの細腕じゃ無理だ、ッて言われて、代わりに俺の躰を、お米様抱っこで、軽々持ち上げてからの、シーツにポイッ. 寝室は薄暗くて、お互いの顔も、ぼんやりしか、視えなくて、いつもとは違う空気を纏ッて居る様な、緊張感、高揚感. 意識した途端に、腹の奥が、熱く成る. 一方の貴方は、幾分睡たげで、横たわる俺の腹に、しなやかな両腕を絡ませて、鎖骨の辺りに、髪を擦り擦りされンのが、少し擽ッたい. 胸の傍で、寝息を立て始めた彼を、一度だけ、ぎゅっと、抱き締めてから、良い夢が見られます様に、と願いながら、ランプシェードのスイッチに手を伸ばした.
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