>ヴィルヘルム・コスロフスキー 夕立杏里だ。よろしく、コスロフスキー(相手の足元を懐中電灯で照らしながらゆったりと微笑んで「今、挨拶回りをしているんだ。みんな起きてるだろうしね。君は?」時計は午後九時を示し。窓からの月明かりに二人の姿が互いに映し出され。右手を握手として差しだし)