遥 2017-09-27 19:06:17 |
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【 降谷 零 】
( 黙って彼女が己の命令を受け入れるのを待っており、反発するかとも考えたが公安の中でも限られた者しか入れないこの組織に身をおいているならばそんなことはあり得ない。思った通り、従う彼女を見て素直に聞き入れてくれて良かったと僅かに目を細め。
さて、此処からどうやって食事に誘おうかと思考を巡らせるも、どうも良い言葉が見つからない。安室透としてならまだしも、今は降谷零。そんな素直に誘えるはずもなく「 今、食べたいものはあるか 」なんて遠回しが己の精一杯。そんな自分を情けないなんて思えば拳をぐっと握り締め、視線は相手を見ておらず、反らされていて。 )
【 朝倉 ひなの 】
( やはり質問が来た。しかし答えられないなんてことはなく「 本名は降谷零。愛車の車種はマツダのRX-7でナンバーは新宿330 との73-10ですよね? 」と答えて彼を見つめる。その目は違うはずがないと確固たる自信を持ったもので。
己は最早開き直り、この現実を受け入れることにしたが相手には相当受け入れることに抵抗があるだろう。だからこそ、必要最低限の、聞かれたことだけ答え口を閉ざし相手の反応を待っていて。
)
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