遥 2017-09-27 19:06:17 |
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【 降谷 零 】
( 手元の書類を纏めながら己に鍛えられたと述べる相手に「 こんな怪我をして帰ってくる当たり、まだまだ鍛えた方が良いんじゃないか? 」といつものように軽口を叩いて。
視線を机へと落とせば纏められた書類以外に手のつけられていない多くの書類が。本来であれば溜め込まずに終わらせているのだが、なんだかんだで相手が怪我をして病院へ運ばれたと聞いたときから全くと言って良いほど仕事が手につかなかった。その当て付けか何枚かの書類を手に取ればそれらを纏め始め、ちらりと相手の顔を見れば「 お前は顔に出やすいから分かりやすい。今まで、同僚に心配を掛けた罰として片付けてこい 」と良い笑顔で纏め上げた書類の束を渡す。周りからは鬼だなぁなんて呟きも聞こえるが、こうでもしないと相手を机の上に縛ってはおけない。恐らく、まだ全快ではないはずだと考えているからこそあまり動く必要がない書類仕事を押し付けていて )
【 朝倉 ひなの 】
──本物…
( 彼の口から本物と聞けば信じたくなかった仮説をもう信じるしか道はなく。驚き半分、混乱半分といった様子で。拘束が解かれれば「 あ、大丈夫です。起きれます 」と急いで起き上がれば真っ直ぐと相手の顔を見据え、一先ずどんな形であれ相手の家にお邪魔しているのだ。「取り敢えず、私にもどうしてこうなったかわからないけど不法侵入してごめんなさい警察だけは……あ、でも安室さん警察?あれ、公安って警察…?」ペコペコ頭を下げながら謝るも、途中から混乱してきたのか疑問符を沢山浮かべつつ、 )
(/な、なんだと!!
はい!私も一旦失礼しますね!)
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