遥 2017-09-27 19:06:17 |
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【 小鳥遊 紗雪 】
───よしっ、先輩には不可抗力だったと説明しとけばいいか。
( 清々しい程に晴れ渡る空とは裏腹に、陰鬱とした気持ちで警察庁の入口を抜けるひょろりとした影が一つ。この話に出てくる破天荒な男女の異名を持つ小鳥遊紗雪、その人で。
時折擦れ違う同僚達と軽く挨拶を交わし、目的の場所へ一歩ずつ着実に近付いて行く。これ程までに気が重いのは、二週間程前に起きた立てこもり事件にて負った怪我が原因で。腹部に一発、そして首筋に作られた一筋の切創。最低でも動けるまで一ヶ月は掛かると覚悟していてくれ、と警察病院の医者に言われた言葉を思い出す。───無理言って二週間弱で出して貰ったから、先輩にも伝わっているのは確実だろうな。渋る医師に元気であると何度も伝え、無茶はするなとの言葉と共に白い空間から開放されたのは朝方のこと。
その足で登庁したものだから、化粧っ気なんて無い。黒いパンツスタイルのスーツを着込み、適当に手で漉いただけの髪は所々跳ねていて。切れ長寄りの瞳に、これから起こる出来事への疲労を滲ませながら暫く触れていなかった取手を掴み『 っはよーざいまーすっ、小鳥遊 紗雪。只今戻りました。 』なんて気怠げに入室し。中に居た同僚が小鳥遊ッ!なんて立ち上がるのを横目に真正面に居る上司──風見裕也、降谷零を見付ければへらりと笑って見せて。──嗚呼、助かった筈なのに何て死亡フラグ。 )
(/神様何卒宜しくお願い致します!
絡みが楽しみですなぁ...うへへ((
わかりました!一文として書かせて頂きましたが、ムラに関しては此方もそうなのでお気になさらずに!お互いがやりやすい長さでスイスイとってイメージで...。ひなのちゃんに関しては主様から始めて頂いた方が自然かと思ったので、お願いしても宜しいでしょうかっ!)
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