＿＿ All I need is you. (1:1/BL)

◎ 人物
[ 提供 ]
精神科医、即ち心理カウンセラー。
募集キャラの担当医として週に一度相談を受ける。募集キャラの想いに薄々気付いてはいるが、知らぬ顔で振る舞う。詳細は>2参照。

[ 募集 ]
一見至って普通の男子高校生。
小学校高学年の頃自覚した同性愛に悩まされ、家族と相談の末カウンセリングを開始。提供キャラへの信頼は徐々に恋愛感情に変わりつつある。


◎ 規約
セイチャットルール、ネチケット厳守
裏行為禁止。Dキス、ハグ、押し倒しまで
BLの為女人禁制
ロル数 80~無制限。小説、終止、ムラロル可
一週間以上お返事出来ない場合は事前連絡希望
背後会話にて設定など話し合える方
相性重視の為お断りする場合があります

仮に立候補者様が複数いらっしゃった場合、各々PF提出後の選定式とさせて頂きます。ご了承下さいませ。


◎ PFについて
斜線で区切った簡易的なものではなく、ある程度各項目の詳細が分かる形式であれば長さは問いません。参考までに>2をご覧下さい。下記は必須項目です。

名前/和名のみ。きらきらネーム冷遇
年齢/15(高1)~18(高3)歳
容姿/多少の美化設定可能
性格/
備考/カウンセリングを受けることになった経由、同性愛者であるが為に経験した辛い過去などキャラクターの背景は貴方様にお任せします。悲愴設定も可能

ロルテスト/場面自由。小説、終止ロル可能。

◎ 主PF

名前/相良縁(サガラ エン)
年齢/32歳
容姿/黒髪の無造作ヘアは時折寝癖が目立っており、襟足の長い癖毛。気怠げに重く開かれた二重瞼の黒い瞳に、比較的彫りの深い顔立ち。日中外出する機会が少ない為に色白肌。身長184cm。締まりの良い筋肉質な身体は着痩せして細身に見える。鼠色のスーツの上から白衣を羽織り、胸ポケットには診察用のメモ帳とボールペン、煙草を常備。緑ストライプのネクタイに焦茶色の革靴。私服は白いTシャツにジーンズと世辞にもお洒落とは言えないラフな格好。
性格/楽観主義。適当人間で一見頼りなさげに見えるものの何処か包容力がある。自分の不健康な生活は棚に上げて患者には健康薀蓄を語りお節介を掛ける世話焼き。面倒事には極力関わりたくない。気に入った人間はとことんまで甘やかしたくなる。
備考/都内にある精神科心療内科専門病院勤めの精神科医。大学で心理学を勉強し、成人すると同時に心理カウンセラーとして就職。隙間時間に暇を見つけては病院内の屋上へ出て一服。何かある度酒で誤魔化そうとする酒豪。帰宅してもなおカルテの整理など仕事に追われ睡眠不足な毎日。カウンセリングを続けるうち募集男性へ徐々に惹かれてゆく己の気持ちにに気付かないふりをする。医師として患者とは一線を超えぬよう心掛け、相手側の好意を感じ取ると背を向けてしまう癖がある。現在は募集男性の他に二人の患者を受け持っている。

(/長らくお待たせ致しました、これよりお相手様の募集を開始させて頂きたいと思います。確認や質問などありましたらお気軽にお尋ねくださませ。また、>2にて提示した精神科医のPFはお相手様の希望に合わせて変更可能ですので遠慮なく仰って頂ければと思います。良縁願って。)

◎ 募集開始!!

（/ずっと解禁をお待ちしておりました。参加希望なのですが、PF作成に少しお時間を頂きたいと思いますので、一先ず選定枠をkeepして頂けると有難いです/礼）

>4様
( /お早いお声掛け誠に有難う御座います。加えてお待ち頂いていたとは、恐悦至極に存じます。Keep承りましたのでどうぞごゆっくり作成なさって下さい。)

「笑い話に、しないといけなかったんですよね」

「先生、人のことばっか心配してないで自分の食いモンなんとかした方がいんじゃねぇの」


名前/立花 孝一（たちばな こういち）
年齢/16（高2）

容姿/耳を覆うくらいの黒髪にパーマをかけている。涼しげな切れ長の目はやや吊り目がちで、瞳は光に当たると焦げ茶に見えるような色。身長176cmで、中学時代は陸上部だったためその名残があるものの、筋肉質と言うほどでもない中肉中背。夏はそれなりにアウトドアな遊びもするため若干日焼けするが、9月頃から徐々に色が戻る程度。平日は紺のブレザータイプの制服を着崩すことなく身に着け、私服はカーゴパンツやチノパンにネルシャツやパーカー、Tシャツを合わせるラフな格好が多い。

性格/遊ぶ時は遊ぶ、勉強する時は勉強する、といったメリハリがあり根は真面目。初対面の相手にも仲のいい相手にも、基本的には愛想良く笑顔で振る舞いあまり感情の振れ幅を見せることがない。年の割に落ち着いて見られることもあるが、それは飽くまで距離感を保っているためであり、心のどこかには誰かに甘えたい、頼りたい気持ちが存在している。

備考/同性の幼馴染に惹かれていることを小学五年生の頃に自覚し告白。その時は冗談として躱され終わったが、中学で同じ陸上部の活動をしている時にそれを笑い話にされ心に傷を負う。父の転勤もあり高校は都内の学校を選んで入学するものの、依然として変わらない状況を家族に相談し、病院へ行くことになる。心配してくれる両親、何も知らない友人たち、好意を寄せてくれる異性もそれなりに居るが、だからこそ自分が異常であると突きつけられているようで心をひらけずにいる。


ロルテスト/

ここ、か。…分かりづら。
（親がインターネットで見つけてくれたというその病院は、都内のなんてことのないビル街の中にあった。専門としている科が科だけに、あまり大っぴらに在るよりは入りやすいのだろうが、事前に知らないと見つけられなかっただろう…なんて考えながら、ビルのフロアガイドに書かれているその病院の名前を見つめて小さく呟き。エレベーターを上がり目的の場所へ入るまで、すれ違う人の視線がこちらへ向いているような錯覚を起こして少し俯きがちに歩く。想像していたよりもスッキリとして垢抜けた雰囲気の内装に拍子抜けしつつ受付をして、名前を呼ばれるのをソファで待ち。自由に読めるよう置いてある雑誌の中からラーメンウォーカーを適当に取り出しパラパラ捲りながら、自分が診察に来ているのがなんとなく夢見心地のような感覚を覚えて）


（/先ほどkeepをお願いしていた者です!早速作って参りましたが、不備や不明点がありましたら御指摘下さい。また、相手がお医者様ということで始めのうちは敬語、徐々に口調が砕けてくるかなと思いましたので、PF前にサンプルボイスのようなものも載せておきました。ご参考までに。それでは、ご査収のほどよろしくお願い致します）

>6 立花孝一様
( /相良には勿体のない程の素敵な息子様を有難う御座います...! しかと目を通させて頂きましたが不備不都合など見当たりませんでしたので是非そのままお相手をお願いしたい所存です。
つきましては、提供させて頂く精神科医についてお話をお伺いしたく、>2のPFに変更点や追記の希望がありましたら仰って頂ければと思います。何も問題がないようでしたら早速絡みの方を開始したいのですが此方から匿名様のロルテストに絡ませて頂く形で構いませんでしょうか?
その他事前に確認しておきたい不明な点など御座いましたら何なりとお申し付け下さいませ。)

◎ 病院について
都内のビル街に紛れ込むようにして経営する精神科心療内科専門病院。設立以来数回にわたって再建を繰り返しており内装は真新しい病院と何ら変わりない。
白を貴重としたシンプルな館内、本館では何れも飲食と電子機器の持ち込みは禁止。

3階建ての本館と北館に別れ、
3階は精神科専用病棟。年齢性別問わず患者の出入りが多く見られる。診察室、カウンセリングルームはそれぞれ5部屋用意されている。待合室にはTVの他子供向けのDVD、絵本や玩具が揃っている。
2階は心療内科専用病棟。成人済みの社会人患者が9割。診察室は8部屋。待合室には大きなTVや新聞が揃う。
1階は受付及び心療内科一部病棟。受付はホールのように広々とした空間が用意され、多数の椅子が並ぶ。廊下を奥へ進めば心療内科の一部施設として診察室が3部屋。
1Fは病院専用の駐車場。
北館は入院患者の個室、入院室が計15部屋並ぶ。面会の受付は北館に入ったすぐ右手側。

病院の近隣にはコンビニや娯楽施設も建ち並び、交通機関も整っている。

＞主様
（/ありがとうございます! 相良先生にも不足な点などは全く見当たらず、是非ともそのままの相良先生にお相手をお願い致します。不明点なども現時点ではありませんので、このまま始めて頂いて構いません。改めて、これからよろしくお願い致します!）

( /恐れ入りますが病院についての情報を此方で纏めさせて頂きました。受付けを通して提供キャラが診察を行うのは3階の精神科専用病棟となりますが、交流を深めるうちに病院外の施設、現在は無関係の北館などに触れる機会があれば面白いかと考えております。北館の利用は入院患者のみですのでご要望があればこの先孝一様を入院させる方向への進展も視野に入れさせて頂きます!
お手すきの際にご確認頂ければ幸いです。)

( /入れ違い申し訳ありません! それでは相良縁を提供の上次レスにて初回ロルを投下させて頂きますね。改めまして此方こそ宜しくお願い致します。)

( 数分前に家庭内トラブルに悩む女子中学生の診察を終え、ひと息つこうと回転椅子に腰を下ろした瞬間。おちおち休憩を取る暇もないまま次の診察が回って来た。会話によって治療を行うカウンセラーの仕事はもう数年目になるが日々発見の連続で飽きる事は決してない。数多くの治療をこなす内に言の葉の力を偉大に感じるばかり、哲学的な心理学への興味は歳を重ねるにつれ尊敬に値する物となっていて。顔見知りの看護婦からカルテを受け取っては大きな欠伸を一つ、精神科病棟の一角にある第3カウンセリングルームの扉から顔を出し、待合室にて時間を潰す数人の患者を見比べながら書類に書かれた通りの名前で呼び掛けて。)
立花孝一さん、第3相談室へどうぞ。

（名前を呼ばれるとふいを突かれたようにびく、と肩を揺らして顔を上げ。白衣を着ている姿から担当の医師が男性であることを認識すれば、話の内容が内容だけに気まずい思いが胸を過り。「は、はい」と返事した言葉が緊張のせいでどもってしまったのを恥ずかしく感じて、少し深めに俯きながら雑誌を元の位置へ戻し。病院は風邪を引いた時などに利用するくらいだったけれど、こういった科では診察室ではなく相談室と呼ぶのだな、なんて関係の無いことをぼんやりと考えて頭を落ち着かせると、脱いだコートを腕にかけて呼ばれた部屋へと向かい歩き出し）


（/病院の詳細までありがとうございます! 入院するとなると大分重々しい展開に持っていかないといけないかと思うのですが、主様の方に問題が無ければ、追々そのお話もしたいと思います。
それと、申し訳ありません。一点だけ確認したいのですが、季節はいつ頃をお考えでしょうか？高校二年生と設定しましたが、なりたての春か、終わりがけの冬か…分かりやすくリアルタイムにするのか、そこだけ教えて頂けると有難いです。）

( 待合室で思い思いに過ごす数人の患者の中、氏名を口にした瞬間びくりと身体を揺らした一人の高校生らしき男性が目に留まり。緊張感をそのまま声に乗せたぎこちない返事の後、何を思うか表情を強ばらせた彼を己が担当する相談室の中へと招き入れて。腰を下ろせば長年愛用している回転椅子がキシリと小さく音を立てる、それを合図にするかのように顔を上げて患者の顔を見据え、そっと口を開き )
えー...立花くん。初めまして、心理カウンセラーの相良縁です。

( /恐縮です。そもそもの題材が心理カウンセラーと患者ですので入院や特別治療の方向も密かに考えておりました、当方は全く問題ありません。現時点で今後の展開について希望がありましたら是非お聞かせ願いたいのですが如何でしょうか。季節の件に関しまして此方から特に強い要望はありませんので匿名様の把握しやすいように考えて頂ければと思います。お手数お掛けし申し訳ありません。)

失礼します。
（部屋の中へ入り一礼すると、荷物を置けそうな籠にコートとリュックサックを乗せ、相手と対面するように置かれている椅子へ腰かけて。落ち着かない様子で室内を見回したり、左腕を曲げて右肘を押さえたりしてから、視線が真直ぐに此方へ向けらているのに気がつき。「初めまして。…立花、立花孝一です」医師と名乗り合うのは初めてだったが、相手に倣って挨拶をすればいくらか落ち着いた様子で背筋を正し、僅かに口角を上げて微笑んで見せてから小さく頭を下げ。）

（/では、是非そのような展開もやっていければと思います! 今後についてですが…、飽くまでこちらの希望だけ述べますと、「①そもそも自分が同性愛者と認められずにいる→②相良先生への恋愛感情を抱いていくことでそれを確信→③病院に行きづらくなり、無理やり女の子とデートを繰り返すようになる（これを目撃されるのも良いかなと思います）→④何かをきっかけに薬を過剰摂取→⑤任意入院」という流れを思いつきました。①はカットしても良いですし、その後の流れに関しても違うものが良ければ遠慮せず仰って頂いて構いません! また、④のきっかけについては、先生が女性と居るところを見てしまっただとか、例の幼馴染に再会して傷が抉られただとか、そういうものかな…と。
それでは、季節は分かりやすく４月からということにさせてください。単純に、キリが良いかなという理由なのですが!）

( 用心深く室内を見渡しては落ち着かない様子の彼が己に倣って礼儀正しく名を述べた。張り詰めた空気に動揺することなく乱暴な手つきで癖毛の跳ねる黒髪を掻いては柔らかい笑みを零し「緊張してンだろ? 大丈夫大丈夫、初めての来院は皆そうだから」体重を掛け直せば再びギイ、と回転椅子が鳴って。机上に置かれた沢山の資料の中から青色のファイルを取り出しては軽く目を通し「初回っつーことで一応時間は30分ぐらいで見てっけど、雑談でも相談でも、何しても良いよ」鮮やかな色彩を放つ壁掛け時計と己の腕時計にちらりと目をやっては、深く考える様子も見せず間延びした声色で呑気にそう告げて。)

( /詳細かつ素敵な提案を有難う御座います! それを踏まえて此方からも何点か述べさせて頂きます。
① 自覚症状のないまま相談は中々難しいかと思われますが、匿名様さえ宜しければ是非その通りにお願い致します。初回来院時から早速相談して頂いても、日数を重ねるごとに徐々に零していく形でも構いません。
③ 孝一君のデート現場を偶然見掛けた相良。相良が一方的に目撃しただけでも、同じく女性と外出中に鉢合わせでも構いません。その場合はそのまま④に繋がるかと思います。
④ きっかけは問いませんので匿名様の繋げ易い方向でお願い致します。
⑤ 入院後の担当医は相良が受け持つことになるなり、担当医が変わって一波乱起こるなり要相談致しましょう。
了解致しました、新2年生との認識で進めさせて頂きますね。)

雑談…そんなに軽いモンなんですね。
(患者の気持ちをリラックスさせるための手法なのかもしれないが、それも然る事乍ら何より相手の口調や態度があまりに医者らしくないことに驚いて。身構える気持ちは少なくなってきたものの、まさか本当に雑談をするわけにもいかないだろうと考えあぐねては相手の様子を窺うようにジッと見つめて。髪型や態度はだらしなく見えるが顔は整っているし、先程部屋から出てきた時に見た体躯もスラリとしていた。きっとモテるのだろうな、と考えてから、同性相手にこんな分析をすること自体おかしいのだろうかと悶々として。)先生は、初めて女の子と付き合ったのって何歳くらいの時でしたか。(飽くまでも自分が此処へ来る理由となったものと絡ませた質問。の筈だったのだが、ただ聞いただけでは本当に単なる雑談だなと自嘲気味に苦笑を浮かべ、気まずそうにポリポリと頬を掻いて)

(/更なる改良をありがとうございます!
①了解致しました。話の流れにもよるとは思いますが、徐々に打ち明けていく方向で行こうと思います。
③そうですね!ここまで来るペースによってどちらにするか決めるのは如何でしょうか。ゆったりペースで進んだ場合には後者で④に繋げ、サクサク進んだ場合には前者＋幼馴染を登場させるイベントも発生させるということで…。幼馴染はどこかでは出したいと思っているのですが、それはまた時が来てから決めるのも良いかなと思います。
⑤担当医が変わるのも面白そうですね!かしこまりました。頭の片隅に置いておきます。)

いきなり初対面のオッサンに悩み打ち明けろって言うのも無茶な話だしなぁ。
( 精神科のカウンセリングと聞いて余程身構えていたのか雑談と聞き拍子抜けした声色の彼に眉を八の字に曲げ笑う。それも全て、来院一度目から短時間で全て赤裸々に語れるほど強い心の持ち主ならばそもそも精神科に訪れるケースはほんの少数しかいない、と長年の経験から分析しての発言で。ふと真面目な顔付きで飛び出した先方からの質問にゆるり首を傾げ「なんだなんだ、所謂恋バナ？ 俺はいつだったかなぁ、中学3年の、...いや、2年生だったか」懸命に思い出そうと過去を振り返るも若かりし頃の色恋沙汰など鮮明に覚えておらず、この歳になれば結婚を考える相手もいない自分自身の恋愛など興味を示さないことから曖昧な返答しか出来ずに内心溜息を吐いて。答えを待つ相手の表情から垣間見えた心の蟠りに薄々気付いていながらも、あくまで軽い雑談を続ける調子で話しながら腕を組んでみせ。)
先生もう32だから詳しく覚えてないけど、なにせ まだまだ若かったな。

( /諸々纏めて了解致しました! 幼馴染関連の絡みや一波乱があっても面白そうですね、その他にも登場させたい人物や挟みたいシーンなど出来次第その都度要相談という形を取りましょうか。ここまで長々と失礼致しました、現段階で此方からは以上ですので背後は一度失礼しますが、ご用の際はいつでもお呼び下さいませ。改めまして相良共々宜しくお願い致します。)

中学……、
(相手の言葉を反芻するようにポツリと呟く。確かに、友人達が真面目に恋愛話をし始めたのはその頃だったように思う。自分が部活を辞める切っ掛けとなったあの件だって、たしか中学二年の冬あたりのことだった。高校に入って半年もしたら、女子から告白をされることもあったし、親から好きな子はできたかと遠慮がちに聞かれることも増えた。)恋愛感情、って……どうしたら分かるものなんでしょうか。相手の言葉や仕草に心が動いたり、(触れたいと、思うのは。そう言いかけて、やはりこう話す間にも頭に浮かぶのは幼馴染のことばかりで、グッと言葉を飲み込み。これが恋愛感情だと言うなら、周りに笑い話にされたり気味悪がられたり、親を泣かせてしまうような自分はやはりおかしいのだ。この答えを聞いたら今日は帰ろう。そう考えて、口を噤んだまま相手の返事を待ち、膝の上で固く拳を握り締め)

(/ありがとうございます! かしこまりました。また何かあったら相談致します。こちらも自由に呼び出して頂ければと思います。よろしくお願い致します。)

...恋愛観っつうの？こればっかりは人生経験や人柄によっても大きく変わりうるし、一概にこうだとは言えないんだよな。
( 先程の張り詰めた空気とは一転して戸惑いながらも質問を続ける彼を、目を細めてじっと見つめる。多少の緊張は解れてきた様子だったが彼が思い悩む奥底の本心が本日中に彼の口から語られる可能性は恐らく低いだろう。それ程までに彼にとっては深刻かつ迂闊に周囲に相談も出来ない内容であることは確かだった。人生観ならば現役高校生よりは進んで歳を重ねてきた己から助言は出来たが、未成年に恋愛観のアドバイスとなると今後の患者の思考が偏ってしまい自由な人間関係が築けない場合がある。それを考慮して明確な回答はせず選択肢はあくまでも彼自身に選ばせようと考えて。ふう、と小さく息を吐き出してはすぐ左隣に設置された机に肩肘をついて再び口を開き。)
恋愛感情だと自覚するには勇気がいるよなぁ、認めてしまえばそこから片想いが始まる訳だ。自分が頑なに認めなければ、それはただの好意になる。そっちの方が楽だよなぁ。