匿名さん 2017-07-11 21:42:25 |
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…よし、終わったぜ。後は身体は自分で洗えよ、俺はまた風呂入ってるからな
(髪についた泡を丁寧に流し終えれば満足げにそう言って立ち上がり、男である自身と同じ洗い場でタオルを外すのはやはり抵抗があるだろうと何だかんだ女性である相手へと配慮をすれば湯船へと戻って行こうとして)
あ、わかりました!わざわざありがとうございます
(ゆるくふにゃっと微笑みお風呂の熱気で少し頬は赤くなっていてまた相手に背中を向ければ砂浜に倒れ込んだのもありすぐに洗ってしまおうと遠慮なくタオルを外して今までの疲れを洗い流すようにごしごしと綺麗に洗っていき)
今日はもうこれで、のんびりと過ごしたいもんだよなぁ
(ここ数日はトラブルに見舞われ、野宿をする羽目になったりといったこともあった。お尋ね者の身である以上は予断を許さぬ状況ではあるかもしれないが、それでも願わくば今日1日ぐらいは宿屋の温かい部屋とベッドで穏やかに過ごしたいものだなと相手に同意を求めるよう背中越しにそう語りかけるように述べて)
そうですよね、今日1日ゆっくり出来たらこれからも頑張れるのに
(体を洗いながらのほほんと気分良さげに答えて今日はたしかにゆっくりさせて欲しいと心の中でこっそり神様にお願いをすれば泡を流して一息ついて)
まあ、とりあえず騒ぎの種だけは作ってくれるなよ?自警団のお坊ちゃまに喧嘩を売ったりな
(不安要素がない訳ではなく、決して楽観視は出来ない状況であったが無事に国境を越えられた時点で多少は気が抜けたのも事実で。ゆったりと湯船に浸かったまま、こうして逃亡生活を送ることになった原因を作った事件へと敢えて触れれば決して相手を責める風ではなく今では笑い話だとばかりに少し意地悪い笑みを浮かべ、決して相手が悪かった訳ではないこともわかっていながらもそうからかうように発言をしてみて)
私は作りたくて作ったわけじゃないです…
(ぐぬぬ…とこんなになった種を指摘されれば眉間に皺を寄せて、あの男の人たちはすごく怖くてしかも理不尽でしたと怒りながらもう一度湯船に浸かればはぁとため息をついて、もうあんな目には二度と会いたくないと思って)
まあ、迂闊な行動はするなってことだ…そろそろ俺はあがるぜ?
(元々トラブルに巻き込まれやすい体質なのかもしれない、そんな風に考えればいざという時に自分がそばにいればトラブルから守れるかもしれないと思い、単独行動などはしないようにと改めて言い聞かせるように口にして。十分に身体も温まり、言いたいことも言ったため満足してゆっくり立ち上がれば大浴場の出口へと歩いていき)
はぁい…以後気をつけます
(渋々頷き1人では行動しないように思って相手が出て行くのを見送りながら自分はもう少し浸かっていようと思い息を吐きながらもうこんなにくつろぐことは出来ないかもしれないお風呂を堪能して)
…女ってのはどうしてこうも長風呂なんだ…
(風呂からあがって一足早く着替え終わって、それからしばらく経ってもあがってこない相手に痺れを切らし大きなため息混じりにぼやいて。かといって下手に浴場に突入して文句を言うわけにもいかず、ひとまず慌てず騒がず脱衣場の外に置かれたイスへと深く腰を下ろせば大人しく相手の戻りを待っていて)
いやぁ、さっぱりしました
(満面の笑みで少し頬を染めながらお風呂から上がれば鼻歌でも歌い出しそうな気分で体をふき、長い髪は乾きにくいのでタオルで何度も丁寧にふいて)
(やはり女性というのは皆そういうものなのだろうと考えれば、ここで苛立っても仕方がないと諦めて大人しく待つことにして、そう決めてから退屈そうに大きな欠伸を一つ零し、後はひたすら無心で相手の帰りを待ち続け)
あ、あれ、待っててくれたんですか!?
(髪も拭き終わり身なりを整えれば気持ちよかったなぁと満足げに脱衣所を出ていき、ふと目に入ったのが相手だったので慌てて近寄りてっきり部屋に帰っていたかと思っていたのでおろおろしながら上記を告げて)
お前を一人にしておいてまたトラブルに巻き込まれたりしたら面倒だったからな…それだけだ
(言われてみれば確かに部屋に先に戻っているという選択肢もあったはずで、それでもそうしなかったのは何故かを考えてみると少し照れくさく思えてきてしまって。ややバツが悪そうに頬を掻いて、もっともらしいことを口にしてはイスから立ち上がりくるりと背中を向けて部屋へと歩きだそうとして)
あ、えと、待っててくれてありがとうございました
(相手がこちらに背中を向けて歩いていこうとするのを見れば慌てて相手の服を掴み、ふにゃっとした笑顔でお礼を述べて待っててくれたことが嬉しかったのでどこかドキドキしながら少し頬を染めて)
うるせえ、いちいちお礼なんて言うな煩い…
(こちらとしては適当にあしらったつもりだったのだが、それにもめげずに笑顔でお礼まで言われてしまうとこちらの立場がなく、小さく舌打ちをしては軽く手を振り払うようにして相手の方へ向き直り、戻ってくるのを待つ間に買っておいたビンに入った冷たい牛乳を相手の頬に押し付けるようにしてそう言い捨てて)
うひゃっ!?つ、つめた…っ!
(振り払われた手が行き場をなくして迷子になったので仕方なく後ろに回していると急にほほに冷たい感触があり変な声を上げてしまい、慌てて相手とほほに押し付けられた物を見つめながら牛乳だとわかれば受け取って)
それでも飲んで暫く大人しくしてろ
(牛乳瓶を受け取った相手の頭を気まずさを誤魔化すようにぐりぐり撫でつけては再び前を向いて部屋へと歩き出して。最近は相手にペースを乱されっぱなしだなと、そんな風に考えてしまえばなんとも自分らしくもない浮ついた現状に我ながら呆れ果ててしまっていて)
わぁ、これすごく美味しいです!
(牛乳を飲みながらついていき、ぷはっという声を出せば満面の笑みで感想を相手に告げて、頭を撫でられれば少しくすぐったい気持ちになりえへへと笑みを浮かべながら大人しくついて行って)
お前も相変わらず子供みたいな奴だな…
(勧められるままに牛乳を飲んで幸せそうな声をあげる相手をチラリと見やれば、相変わらず緊張感もなければ単純な奴だなとフッと嘲笑を浮かべ。それでも何となくこの距離感と関係が心地良く感じている自分がいて、こんなことはとても本人には言えないなとそんなことを考えながら部屋へと戻ってきて)
綺麗な部屋でゆっくり休めるなんて嬉しいですね
(相手が笑うのを見れば自分もさらに笑い返し部屋に戻ってこればくつろぐように座って、めったに出来ないと先程から思いながらこの時間を一生懸命楽しもうと思い相手にもこの時間はくつろいで欲しくて)
ああ、全くだな…お前も今日ぐらいはしっかり休んどけよ
(こんな風に両手両足を伸ばしてゆっくり出来るのはいつぶりのことだろう、ベッドに仰向けで倒れ込むようにして横になり天井を見上げながら僅かに微笑んで相手へとそう声をかけて。そうしているうちに日々の疲れのせいもあってかウトウトし始め、気がついたら眠りに落ちていて)
わかりました、疲れをとっておくようにしますね
(ニコニコ微笑みながら自分もベッドに寝転がり相手を見つめればまた微笑んで、お風呂上がりなのにまたすぐ寝ようとする相手を見れば風邪を引きますよと小言を言いつつ優しく自分の毛布をかけてあげて)
…すっかり寝ちまったな
(しばらく眠り続け、目を開ければ辺りはすっかり暗くなってしまっていて。ベッドから身体を起こし、寝る前にはなかった筈の毛布はきっと相手がかけてくれたのだろうと推測すれば隣のベッドで横になって休んでいる相手をチラリと見やり余計なことを…と小さく悪態をつきながらも悪い気はしていないようで自然と頬は緩んでいて。それから暗がりでよく見えないが寝ているようにも見える相手を起こさないように静かにベッドから降り)
んー…
(気づけば自分は眠っており部屋が暗かったのでもう夜かと頭の中で思いつつもまだ現実と夢の狭間を行き来していて、物音がすれば少し目を開けるもまだ眠っていたいという気持ちから寝返りをうちまた目を閉じて)
(暗く静かな室内、変な時間に眠ってしまったせいか寝直そうにも既に眠気は吹き飛んでいて、かといってせっかく寝ている相手を起こすことも憚られるため窓際まで歩いていけばあぐらをかいて座り込み外から差し込む月明かりを頼りに自身の得物である大斧の手入れを始めて)
あれ、ガレイ…さん…?
(眠たい目を擦りながらゆっくりと上半身を起こし、近くにいたはずの相手の気配が感じられなかったので周りをキョロキョロと見回して、相手がこちらに背を向けて武器の手入れをしていたのを見つけるとまだ寝ぼけたままゆっくり相手に近づいて)
なんだ、起きたのか?
(すぐ真後ろに感じる気配、それから続けざまに聞こえてきたまだ少し眠気が残ったような気の抜けたような声にも武器の手入れをする手を止めず、一心不乱に手元の作業に集中し相手を振り返ることもしないままにそう肩越しに言葉を投げかけ。それから少しして武器を床にそっと置けば小さく息を吐き、そこでようやく相手の方を見やって)
武器の、手入れをしてたんですね
(相手がこちらを振り向くまでじっと待ち集中してる背中を見るのも悪くは無いかなと内心思っていて、やっと相手がこちらに振り向けば言葉のない安堵感と嬉しさが入り混じり柔らかく微笑み上記を呟いて)
まあな、こいつは大事な商売道具だからな
(傭兵という仕事柄この身と得物こそが何よりも大事な生命線であり、その手入れを欠かさないのは当然のことだとばかりに軽く肩を竦めてみせて。それから期せずして相手と見つめ合うような恰好となり暫しして僅かに目線を外してどことなく気まずそうに頬を掻けば、僅かに身体を横にズラして横に座るよう促して)
あ、隣失礼します…!
(僅かに横に相手が動けば自分の座るスペースを作ってくれたのだと思い慌てておずおずと隣に座って、刀の手入れなどした事の無い自分にとったらすごく珍しくて相手の手の動きに注目して)
…そんなに面白いか?
(相手がつかず離れずの距離に腰を下ろしたのを確認し再び武器を手にして手入れを始めれば、すぐ隣の相手からの視線にチラッとそちらへと目をやり、こちらとしてはただ武器の手入れをしているだけなのだがそれがそんなにも物珍しいのだろうかと疑問を感じてそう言葉を投げかけて)
はい、こういうのを見ることが無かったので…とても興味深いです
(相手の視線がこちらを向けばにこりと微笑み、続けて興味深く見つめて、面白いと思うと同時に自分は本当に周りの世界のことを知らなかったんだと思って)
そうか…お前も、剣士の端くれなら見ているばかりじゃなくて覚えるこったな
(曇りのない真っ直ぐな瞳でこちらを見つめ、笑顔を見せた相手にこちらも僅かに表情を和らげて。それから、武器の手入れということで言えば剣士として実力を身につけたいのなら最低限自分の扱う武器ぐらいは自分で手入れをするべきだろうと考えてそう述べて)
そ、そうですよね!でもなんかこの刀が綺麗で…私が触れていいものか未だに迷うんです
(相手の言葉にハッと我に返り慌てて自分も刀の手入れをしようと自身の刀を取り出して、月の光でキラキラと輝いている刀はまるで自分には勿体ないくらいの代物だと訴えているようで少し不安そうに相手を見て)
何と言おうと今はお前が所有者なんだから、それならお前が責任を持つしかねえだろ
(そんなことか、とでも言わんばかりに軽く相手の不安げな発言を一蹴すれば、所有者としての自覚を持ってその刀と向き合うことが出来るのは今は相手だけであり、その役目を放棄するのならば確かに持ち主としては不足かもしれないなと少しばかり厳しく言い聞かせ)
ぅ、そ、そうですよね…手入れの仕方、教えてください!
(相手の厳しい言葉にぎゅっと目を閉じ叱られる子供のように正座してきいていれば確かに今は自分の刀だしこれは自分で学んで手入れをしていくしかないと思い目を開けて相手をまっすぐ見ればお辞儀して教えて下さいと頼んで)
ったく、仕方ねえな…本来なら見て覚えろと言いたいところだが今日は特別だ、一回で覚えろよ?
(少し厳しく言い過ぎただろうかと恐縮してしまっている相手の様子を見て多少の罪悪感を抱くが、それでもへこたれずにむしろ武器の手入れの仕方を教えてくれるようにお願いをしてくる様子は普段弱気な相手にしては意外に思えるほどに強い意志が感じられ、素直に感心すれば一つ一つの作業を1から説明してやることにして)
はいっ!ありがとうございます!
(相手にこんなことも出来ないのかと呆れてしまっただろうかと少し落ち込んでいれば一つ一つ説明してくれる相手に落ち込んだ気持ちなど飛んでいき真剣に見ようと相手の大きな手をじーっと見つめて)
……こんなもんだな、どうだ?ちゃんと覚えたか?
(手元へと向けられる目線を感じながらも淀みない手つきで時折口頭での説明も添えながら武器の手入れを進めていき、作業も一段落すればふぅ、と一つ息を吐き出して相手の方へ向き直ればやり方を理解出来たかと問いかけて)
は、はい!やってみます!
(相手の言葉にこくこくと頷きながら必死に説明を聞いていて自分の番になれば武器を手に取り教えられたことをぎこちない中丁寧に作業を進めて、相手の教えて貰った言葉を一つ一つ思い出しながらゆっくりと武器を磨いていき)
へえ、なかなか上手いもんじゃねえか。物覚えはいいんだな
(慣れない作業に多少自信なさげな様子ながらも、教えたことを一つ一つ忠実にこなしていくのを見れば感心して、手先の器用さと物覚えの良さを褒めてやって。いつも自信なさげで弱気な彼女だが本当はやれば出来るのではないかとこれからの成長に少し期待をして)
も、物覚えはってどういうことですか!
(相手の言葉に慌てて言い返すも自分で考えれば確かに物覚えはいいのかもしれないと思い武器を磨く。物覚えだけかぁと頭の中で思いながら武器を磨き続ければ相手の視線が少し気になりチラリと見て)
…威勢も良いってのも付け加えておくか
(最初の頃のオドオドした雰囲気はどこへやら、こちらのからかい半分の言葉に物怖じせずに力強く言い返してくる相手を見ていればこれが本来の相手の姿なのだろうなと、そんなことを考えながらも小さく吹き出しては更にそんな風に茶化して)
む、ガレイさんの横暴さには負けます!…あ、な、何でもないです
(威勢がいいと言われれば相手には負けるし少しからかわれたような口ぶりに自分もムキになって言い返して、横暴だと言えばすぐに怒られるかもしれないと悟り慌ててなんでもないと訂正して)
横暴か、言ってくれるじゃねえか。でもまあ、今みたいに言いたいことを言ってくれるぐらいの方が気持ちがいいかもな
(感情的になったり怒りを露わにすることもなくふん、と鼻で笑いながらも相手の頭へと手を伸ばし少し乱暴に撫で回して。遠慮なくものを言い合えるこんな間柄も悪くないと、そんな風に考えてしまっている自分がいて)
…えへへ
(怒られると思っていたのでびくびくと怯えていればまさかの乱暴な手つきで頭を撫でられて、一瞬きょとんとした顔をするもすぐに嬉しそうに満面の笑みを浮かべれば相手の大きな手に安心して)
相変わらずだらしねえ顔だな…手入れも終わったしとっとと寝るぞ
(こちらの皮肉も受け流しだらしなく微笑む相手に一つため息を零して呆れたように呟けば、手入れの終わった武器を壁に立てかけるようにして自身も立ち上がって。そのまま真っ直ぐベッドへと向かって)
だ、だらしなかったですかね!?
(相手の言葉に自分の顔を触りそんなにだらしなかっただろうかとぺたぺた触りながら考えて、ベッドへと向かう相手の後ろをついていき自分もベッドに寝転がり一つ息をついて)
もういいから寝ろ、明日も朝早くから動くからな…寝ていたら容赦なく置いてくぞ
(表情について真剣に悩む様子を見てどこまでいってもお気楽で緊張感のない思考は変わらないのだなと、再び大きなため息を吐き。隣のベッドにいる相手の方を振り返っては一応自分たちは追われる側の立場だということを改めて思い出させる為に、一カ所に留まってゆっくりしているような時間はないのだとそう釘を刺しておき)
わかりました、おやすみなさい…ガレイさん
(釘を刺されたような言い方は相変わらずこのひとらしいと内心くすりと微笑んで最後に小さく名前を呼んで。相手が私のことなどどう思ってるのかはわからないが自分からしたら相手は本当に頼もしくて尊敬できる人だよなぁと瞳を閉じて考えて、すると夢の中に段々入っていき)
…朝か、さてロコの奴は…
(すっかり早起きも習慣づいたもので明け方の外が明るくなり始める頃に目を覚まし、こんな朝早くでは恐らくまだ相手は寝ているだろうかとそんなことを考えながら隣のベッドを見やり)
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