ㅤ哀艶ㅤ

お、お。仕返し？( ふは / 双眸細め )
無理しないようにね。

　

いいよ、いいよ、いっつもわたしをそうやって
揶揄うんだよ、透さんは、

ちょっと他の方にレスポンスに行ってきますッ！
あ、そだそだ言い忘れた。
透さんちょっときて、（　　手招き　　）

揶揄ってないって。俺なりに甘やかしたかっただけ。

ん、行ってらっしゃい。…？なに、どうしたの？( 不思議そうに近寄り )

　

くるの遅いよもー（　　あ、きたッ／手招き　　）
　　　　帰るねー（ 　　はぐ／ぎゅー　　）
ちょっと感触を確かめたかったッ。
そうそうこんな感じ。（　　にこり／満足して帰る　　）

…、…まさに嵐のように帰っていったな。あーあ、俺は一度もぎゅう出来てないのに。

　

オブラートみたいに、食べられるやつを使ってくれたらいいのに（　むー　）


本が有名というか、著者が、かな？あの人の講義が有名になったんです。日本の大学にも来たりしてて。
ああ、楽しそう。読書交換日記とかしたいな。このページのこの台詞が良かった、とか書いたりすれば記録にもなるし。あ、透サンはそういうのメモしてるって書いてましたっけ。


ホント？嬉しい。実は、「ユキ」って俺の本名に入ってるんだよね。漢字は違うんだけど。花（というか木なのかな）も好きで思い出もあって、お気に入りなんです、雪柳。
有名な花、いいじゃない。いつも普通に見てる花にもこんな言葉があるんだって調べられたから嬉しいデス。
ウメなら「高潔」「忍耐」マーガレットは「信頼」サクラソウは「憧れ」「純潔」のイメージ。
なんだろう、色恋のような浮ついた言葉よりも、物事を俯瞰しているような言葉が似合う印象。
かと言って、そういうのが似合わないっていうわけじゃなくて、それすらひとつの学問として説いてしまうような、そんな感じ。

ああ、オブラートいいな。ボンタンアメにも合うからカステラにも合うはず。

講師として来てたのかな。書籍を手に取って活字を追うのと、実際に講義を受けるのじゃ全然違いますよね。参加者は貴重な経験になっただろうなあ。読書交換日記って響きからして素敵。読んだ本とその内容を忘れずに済みそう。…よく見てますね、驚いた。好きな文章とか響きの綺麗な言葉をメモしてます。いわば雑記帳かな。

そうなの？俺とお揃いですね。ユキ。自然のものが好きなのかな。花の和名って綺麗なものが多いからよく調べるよ。( 頬緩め ) 一つ知識を得るきっかけになったなら良かった。
俺はどれも当てはまらないと思っていたけど、三つの花の言葉の中ではそう見えているんですね。面白いなあ。…学問か。そこまで真面目な訳じゃないけれど、言い得て妙です。人を見るのが上手いんですね。何でも見透かされてしまいそう。＿さんにとっての色恋はどんなもの？

　

色恋に関しては単に俺の経験不足だろうな。覚えている限り、一般的な恋愛の順序に則した事が一度もない。

　

お互いがお互いを自分の良いように利用しつつ相手の感情を気にせず生きて、相手と過ごす空気や間の心地好さに依存し合っているような関係は素敵だと思う。

　

いいねえ。カステラのほうがベタベタしないし、するっといきそうです（　こくり　）


そうそう。講義したみたいですよ。言葉のニュアンスとかも変わるし、身振り手振りや表情もあるだろうし……うん、違うだろうなぁ。
読書の記録はSNSみたいなところでしてるんですけど、人とそうして共有するのはまた違いますよね。ひとりだとどうしても読むペースもだれてしまうし（　うーん　）
うん、見てました。わりと最初から気になってたから（　けたけた　）素敵なメモ帳なんでしょうね。見てみたいくらい


そうなんです、お揃い。前から気になってたけど、それが引き金になったかな。声を掛けるの。植物図鑑とか、今度見てみようかな……（　ふむ　）
うん、俺にはね、そう見えました（　こくこく　）上手いかどうかは分からないけど、感覚で見てるからかな？人とは違う見方で人を見ていると言われたことはありマス（　ふは　）


俺にとっての色恋は、うーん、一言では表しにくいけど……。それこそ本みたいなものかもしれません。書く人によって文体もストーリーも変わるし、読み手によって受け取り方も変わる。色々な考察があるのも、そう。

経験不足っていうのは、どうなんだろう。上に書いたみたいに、色んな捉え方があるんだと思います。そういう路を辿る恋愛をしてきたからこそ、俺からみた透サンがそう見えるんだと思う。

同じ内容だったとしても、抑揚や表現の仕方、それこそ身振り手振りがついていれば印象にも残りやすいですよね。いいなあ。( 双眸細め )
SNSだと他の人と共有しやすそうだけど、公開したり誰かと繋がったりはしてないの？どういう本を読んでいるのか気になる。おすすめの本とか好きな本とかあれば教えてくださいな。
それは知らなかった。( ぱちくり )嬉しいです。それなら尻込みせず遊びに行けばよかった。

読み方がユキだから声を掛けてくれたんですか。( ふふ ) 図鑑って写真がいっぱいで、見てるだけで楽しいですよね。あと、物に意味がついているものでいえばカクテル言葉もおすすめ。
感覚や直感ってばかにならないですよね。盲信はいけないけど、自分の直感はわりと信用してます。＿さんが見ている世界はどんなものなんだろう。自分には分からないものって興味が湧く。

ひとつの恋愛を見ても全く違う受け取り方が出来ますよね。そう考えると恋愛相談を受けるのって難しいな。一緒に悩んだり考えたりは出来ても、本人たちがどうしたいかに帰結する。

慰めてくれてるのかな。ありがとうございます。( 微笑 ) これでもネガティブな意味では捉えてないよ。今までの経験が今の俺を作り上げているから決して悪いことじゃない。これからどうにでもなるだろうし、のんびり構えてます。

　

ね。本を読んでる透サンなら、さらに違った印象を持つんだろうなー
公開してます。ンー、読書家の集まりのサイトだから教えたいくらいだけど、これも他サイトへの誘導になるのかな（　むー　）おすすめの本、後でゆっくり自分のトコに書いてみる。から、気になったのがあったら教えて欲しいデス（　こくり　）
尻込み、してたんですか。緊張しいなんだネ（　ふは　）


うん、そう。オソロイだから（　けた　）カクテルにも言葉あるんですか。うあー、憧れの人に作ってもらったカクテル、名前聞いておけばよかった。（　頭抱え　）
見えている世界……とは、ちょっと違う話になるかもしれないけど、文字が声のように、声が文字のように頭に入って来るんです、俺。だから、こうして文字で会話してる時の方が、喋ってる、って感じがしマス。変な話なんだろうケド（　首傾げ　）


うん、そうそう。あとはまぁ、相談ってなるとさ……相手の中で欲しい答えが決まっていたりするのも悩みどころですよね（　はぁ　）あ、本人たちがどうしたいかに帰結する、っていうのがそれなのか。も


ならよかった。透サンって本当にしっかり自分の世界を持ってる感じ。羨ましいデス。だからこそ、周りの言葉を綺麗に吸い込める余裕があるんだろうなー（　ふむ　）

ある秋の夜半、静寂を破る着信音に目が覚めた。画面を確認せず電話に出てみると、スピーカーから見知らぬ女性の声が聞こえてくる。
俺が「どちらさまですか」と問い掛けても名乗らず、その女性は物凄い剣幕で捲し立てるように話し始めた。微睡に浸ったままの寝惚けた頭で聞いていると、どうやら仕事や恋人などの愚痴。切るに切れぬ雰囲気に気圧されて、時折相槌を打ちながら話を聞くこと二時間。ようやく満足したのか話し疲れたのか通話が切れた。肩にのしかかった疲労感を吐き出して重い身体をベッドに預ける。瞼を閉じるといつの間にか朝が来ていた。

次の日の夜、また同じ相手から電話がかかってきた。飽きもせず日々の愚痴を垂れ流す女性の声をぼんやりと聞きながら、電話に出る前に番号を確認する事の重要性を再認識していた。
しかし、長年の癖というのはなかなか抜けないもので、眠る前の無防備な時間帯に電話がかかってくると無意識に応答ボタンを押してしまうのだ。来る日も来る日も電話をかけてくる女性の電話に惰性のように付き合っていた。

そんな日が二か月続いた頃だろうか。「私の話に付き合ってくれるのは貴方しかいない」そんな言葉を皮切りに告白を受けて頭が混乱した。そんな俺など歯牙にも掛けず、貴方の事を話して恋人と別れた、毎日話せるのだから相性はばっちり等、よく分からない事をつらつらと並べる女性。顔が見えない相手でも愛せるから大丈夫、と自信たっぷりに語る声を遮る。

「あのさ、悪いけどもうこれ以上は付き合えない。電話も今日で終わりにしよう」
「え……」

時間が止まった。今のすきに切ってしまおうとスマホを耳から離そうとしたその時、すすり泣くような声が聞こえてくる。申し訳ないことをしたと思いながら口を開きかけたそのとき、自分の感情を改めることになる。ヒステリックに罵倒を浴びせ、物騒な言葉を吐き散らす女性に思わず硬直し、慌てて通話終了ボタンを押した。

ベッドに身体を沈めて深く息を吐く。明日は朝一で番号を変えに行こう。そして、前の恋人が女性から解放されて良かった。そんな事をぼんやりと考えながら眠りについた。

　

すごい。世にも奇妙な物語みたい

お、お疲れ様でした。

いーなぁ透さんと話せて…ボソッ。

それは＿さんにも言えることだと思いますよ。実は最近はほとんど本を読んでないから、多分感覚も衰えてる。
SNSに読書家の集まりなんてあるんですね。見てるだけでも充実した時間が過ごせそうだ。嗚呼、ここは別サイトへの誘導は禁止なんだっけ。ちょっと自分なりに調べてみようかな。お気に入りの本、あとで見に行ってみるよ。被るものが一つでもあればうれしい。
新しい世界に飛び込んで行くのは緊張します。人見知りだから尚更。( 肩竦め )

俺も最近まで知らなくてさ。雪国っていうウォッカベースのカクテルには「恋を占う」って意味があるんだよ。ユキ繋がりで一つご紹介。憧れのバーテンさん？色が分かれば調べられないかな。
共感覚みたいなもの？本を読むのは、紙芝居みたいに誰かが語っているのを聴いている感じ？楽しそう。俺の声はどんなふうに聞こえてるのかな。

話を聞いて欲しいだけだったり、＿さんが言うように背中を押して欲しいだけという事もありますよね。頓珍漢なことを言って怒られたことがあります。( たはは )

自分の世界は24時間構築中です。だからこそ外の色んなものを見て知って自分のものにしたい。＿さんだって素敵な世界を持ってるでしょう。柔軟で誰も拒まない優しい世界、大切にしてくださいね。

　

でしょ。実際に俺が体験したことじゃなくて、昔見た夢の内容を脚色してみた。( ふふ )
でも告白を断った後の罵倒は結構怖かったよ。起きたら汗びっしょりだった。

　

家から出たくないけどそろそろ準備して行かないと。
おやすみが言える頃に帰れたらいいなあ。それじゃあまたね。

　

本を読んでいない時間でも、きっと違う何かを吸収してると思いマス。本を読んでいた時間が基盤になるよ（　こくり　）
そう、あるんだ。今久しぶりに調べてみたら、結構種類あるみたいで驚いた。たしかね、禁止。なりきりと関係無いものだったら良いのかな……（　うーん　）うん、ゆっくり書いてみる。膨大にある本の中で重なるものがあったら、それってすごく素敵なことだ（　ふは　）
そうなんだ。俺も人見知り（　けたけた　）勇気出して入ってきてよかったデス


わーいいな。どういう由来でそんな名前がついたんだろ。まず、雪国っていう名前の時点で素敵だし。（　ほう　）そう、憧れ……付き合うとかではなく、恋してた人かな。今でも好き。愛ではないけど（　けた　）色か……写真見てみようかな。なんか、混ぜると色が変わるやつだったんだよなー。ふたつ作ってくれたんだけど、光の加減で写真じゃよくわからないかもしれない（　ぐぐ、　）
なの、かな。共感覚っぽいのはいくつかある。透サンの声は、低すぎず高すぎない、淡々として落ち着いた音、声、文字？ダヨ（　首傾げ／けらり　）


そーそー。怒られること、俺もあります。俺の性格分かってて相談してんだろって思いつつ、その時は謝ったケド（　けたけた　）


ああ、いいね。俺もそんなふうに考えるようにしよう。


面白い夢……と思ったケド、汗びっしょりになるくらいだったのか。んー……おつかれサマ（　頭ぽんぽん　）



シロちゃん、透サンのこと取っちゃってゴメンネ。

透サンが戻ってきたら、ゆっくりお話ししておいで。