まほらばくろにっく

まほらばくろにっく

猫さん  2017-05-20 18:00:41 
通報


にゃぁご、にゃぁご


ああ!よろめいて居ります。


にゃぁご、にゃぁご


濡れた朝顔を見に行こう

早く!早く!




1045の黒猫さん待ち



コメントを投稿する

  • No.21 by 冬  2017-05-27 14:40:09 



―――(初夏の暑さ、夏本番に至っていないこの暑さですら現状の如く情けなく負けている訳で、此処に暮らす彼の体験談としてまだまだ暑さが控えている事を教えられればその表情は茫然と。最早信じられないと言う気持ちの方が強ければ胸を張りながら語る内容が嘘交じりなのではと怪訝がり、寧ろ嘘であれば良いとすら思いつつ眉間を抑える様に親指と人差し指を宛がって頭を抱え、ペタリと頭部の猫耳の先が折れ曲がり。再び落ちていた耳先がピクリと興味に揺れ持ち上がる切欠とは簡単で、己が言いたかった言葉の続きを説く様な発言。涼しい場所の紹介に眉間を抑えた指先を下すと一度は躊躇いに視線を揺らし、揺れた視線が広々とした外に向くと興味と期待に伴う不安と心配の間に揺れて「外、出たら足焼けちまう。……お前は此処まで平気なのか」最初は今渋る第一理由を述べてから片膝を抱える様に背を丸めて足の指先に触れ、足元に落としていた目線の先を上げてそう言えばと彼を見ると頭を肩口に止せて僅かばかり頭を傾け「勝手に外に出たら火傷するし、車に轢かれて死んじまう」冗談なんて述べていない、真面目な面もちで注意をするように”だから、お前も気を付けろ”と此処へ来るには外に出ている当たり前のことを注意する様に言葉を添えて)

  • No.22 by 千秋  2017-05-27 19:51:49 


__はい?、(何か思う所があるのか相手は不安げに瞳揺らしたかと思えば最初は戸惑いがちに、次には此方の身を案じる様な声で外の世界の危険性を知らせてきて。思わずキョトンと目を丸くすると信じられないとでも言いたそうに唇をはくはくと開閉させ。真面目に伝えられたからこそ真っ向否定出来ないものの、相手の言う内容があまりにもぶっ飛んでいたものだから堪えきれず数秒の沈黙を破って“クハ、”と吹き出せばギャグ漫画に有りがちな腹を抱えた体勢でケタケタと笑い出し。あまりの面白さに尻尾はペチンペチンと床に叩きつけながら、腹が捩れる程笑った所為で目尻に薄ら浮かんだ涙を親指でグイと拭い「冬さんの言うことが現実なら俺は命がけでこの家に来てるって訳だ?ぷっ……あは、心配しなくても足は焼けねぇし、車も気をつけて歩きさえすれば大丈夫」こんなにも大袈裟に危険だと一体誰から刷り込まれていたのだろう、よもや生まれた時からずっと蝶よ花よと可愛がられ、外に一度たりたも出たことがないのか。そんな考えが浮かべば少しばかり“飼い猫”の人生も可哀想なものに思えてきて、笑いの波が引いてきたところで「自分の目で、外の世界確かめてみたいと思わね?」強引に誘うわけでもなく静かに問い掛けては尻尾をゆぅらゆらと左右に揺らし)

  • No.23 by 冬  2017-05-29 15:29:07 



(いっそ清々しいほどに笑われてしまえば瞳を二度ほど瞬いて、状況が掴めないとケタケタと楽しそうに笑う姿を眺めて。まさか、己の発言を切欠にして彼がこんなにも笑い出したとは繋がらず笑いすぎで滲んだ涙を拭い去る仕草を依然伺うような怪訝がるような眼差しで黙りこくったまま見詰めて。漸く、年頃の少女の如く笑いが止まらなかった彼からも落ち着きが戻ってくると問いかけられた内容にスルリと目じりを細め上げて、部屋の中を一瞥するため首を伸ばしてグルリと視線を送るとそこには当たり前だが己に安全を説いてくれる飼い主の姿は無くて。いっそ、己に選択の余地が無いほど強引に話を進めて貰えれば狡い己はそれを体の良い言い訳に出来たのに、と身勝手な思いを浮かべて眉尻を落とし表情を曇らせて。背を丸くして意味も無く指先を擦り手の置き場を持て余した所で「___お前が一緒なら」返事を返すにはえらく時間を要したが結局返答として向けたのは一緒に行くと言う内容で、丸めていた背筋を僅かに伸ばせば「未だ、夏と一緒に行ったお前の家しか知らない。近い所から案内してくれ」悔しくも自分より若いこの彼は自分とは比にならない程のことを知っているようで、考える為渋く刻んでいた眉間の皺を和らげ、口角をゆるりと持ち上げれば今一度頼むように言葉を重ね)

  • No.24 by 千秋  2017-05-29 23:59:43 



(この家に留まり続けることを選んだとしても己がこの家に訪ねて来れば良いだけのこと、それでも相手が自ら外の世界を知ろうとしてくれた答えを聞けば嬉しくなりニッと口角上げて。それも己が一緒なら……なんて可愛い台詞を耳にしてしまえば悶絶もの。何の気なしに発せられた言葉だったとしても此方としては勝手に深読みしてしまい、表情にこそ出さないものの水面下でばっくばっくと騒ぎ出す心臓を落ち着ける為にすーはー、と大袈裟に深呼吸したあと「まず手始めに近くの公園から行ってみようか。デート、」ちゃっかり後半に余計な一言を入れてみたりしてヘラ、と表情崩して。公園と言っても遊具はブランコしかない、遊びたい盛りの子供にとっては少々物足りない場所。その所為か人も少なく己にとってはお気に入りスポットの一つであり。最初に行く場所としては立地も距離も最適だろうと思えば既に脳内は相手と共に出掛ける妄想を繰り広げ始めており、「今から行く?」相手の気が変わらぬ内にとやや張り切りすぎてしまったか。しかし口をついて出てしまった言葉は今更取り戻すことは出来ずチラリ、室内の壁掛け時計に目をやれば午後一時を回ったところ。昼下がりの散歩ほど気持ちのいいものはないと思えば手にしていたアイスの棒を放り、それが緩く放物線を描いてゴミ箱に入ったのを横目で確認すると運をも味方につけた気がして臆することなく「__つか、行きたい。一緒に行こ?冬さん、」と積極的な言葉続けて)

  • No.25 by 冬  2017-05-31 16:06:56 



――、(与えられる物や環境を受け入れる以外の行動を自ら望み、そして直ぐにそれが叶うなど誰が思っただろうか。余りにもトントン拍子として進む話に決めた度胸はどこへやら慎重と言えば聞こえが良いただのヘタレが顔を覗かせ始め。家の中から見る外は何処までも広くて、一度外へ出てしまえばまた此処に返ってくることが出来るだろうかと必要以上の不安を胸に起こしたところで聞こえた冗談の様な”デート”と言う単語、親子と兄弟の間程の年齢差が見える雄同士では冗談にもならないと浮上しかけた不安が姿を翳ませて。不安を落とし切るように口角を持ち上げ「気が変わらない内に頼む」ペタリと両足を床にくっ付け立ち上がり、ゴミ箱へアイスの棒を捨ててから今まさに彼の勢いに押されている自覚も無く承諾をし。玄関まで向かえば人の姿で外に出る事が有ればと用意されたものの一度も日の目を見る事が無かった己用のぺったんこなシルバーカラーのサンダルを持ってきて、いそいそと突っかけのようなそれに足を入れては一足先に外に出て「デートなんだろ、ちゃんとリードしてくれよ」出入り口の様に使う窓へ手を掛ければ不器用なりに彼を急かす言葉を添えて、家の中からだと時折吹く風が涼しかったが実際に外へ体を出すとジリジリと頭を焼く様な熱を感じ、その熱を払うべく少しだけ頭を揺らせば「暑ぃなァ」と両方の眼を細め眉間にしわを寄せて久方ぶりに受ける直射日光を意図せずとも睨むような眼で見やり)



  • No.26 by 千秋  2017-06-01 19:16:35 



はぐれない様に手でも繋いでおく?(リビングを出て行く細い後ろ姿は少なからず不安さを残していて、それでも靴を片手に戻って来た時には何処か吹っ切れたような表情にも見え。真新しいサンダルを履き外に出る相手を追いかける様にして立ち上がれば壁に引っ掛けてあった、おそらく家主の物であろうグレーの中折れハットを流れる様な所作で片手に取ると己も靴を履いて外へと出て。外出初心者なら恐らくこの暑さにやられるのも早い筈で、少しでも体力の消耗を防ぐべく手にしていたハットを鬱陶しそうに日差しを睨みつける相手の頭に被せ、ぴょこんと出ている猫耳の邪魔にならない位置に調節してやり。いそいそと片手を差し出せば手繋ぎデート交渉をしてみるも、駄目元だとわかっているからか返事を聞くより先に「男同士でそりゃないか」顔をクシャリと崩して笑うと手を繋ごうと試みた其の手で後頭部の髪をガシガシ掻きながら進行方向へ身体を向け直し。先導する様に歩き始めればあっという間に相手の家の敷地を出て家の前の路地へ、いつもより慎重に左右を見て車がいないことを確認しゆったりと道端を歩きつつ時折相手の様子窺って)

  • No.27 by 冬  2017-06-02 17:52:21 


(コンクリートばかりじゃないからか、所謂自然の匂いがつんと鼻を突き時折吹きすさぶ風は多くの緑を感じさせ少し頭を揺らせるだけで田舎特有の土の匂いが意識を奪う。それも、これも、睨みつける太陽の茹る熱の成すものか、唐突に熱を遮るような影が頭に落ちると瞬きを一つ。上目に覗き込むように自身の頭を守るハットを見るとそれが見慣れた物、飼い主が時折頭に乗せて外に出ている物だと理解をして。そんな折に彼が述べ、そして答えを聞くより先に引っ込めてしまったその手の動きを見つけると逃げるものを追いかけたくなるのは猫の本能か、片手をパンツのポケットに入れ込んで肘を少しだけ折り曲げると一人分の手を差し込むスペースを作り「はぐれる心配が有るなら腕を貸してやるよ」先導をするように少し先を進むその背中を数秒程見詰めてから”千秋”と名前を呼び掛けて、どちらが大人かわかりかねる様な物言いで別案を持ち上げて。ある程度心配が吹っ切れると気分は変わるのか、先ほどは違和感の様に思えた草花の匂いすら楽しい物の一つと言う様に、ちらちらと周囲へ好奇心の眼差しを送り。「あれ、お前んとこの飼い主に良く似合いそ」その中で見かけたのはどこかの家のガーデニングか、柔らかな色合いのマーガレットを示し以前見かけたその姿を今傍にいる彼から連想して)

  • No.28 by 千秋  2017-06-02 23:20:29 



__これじゃあまるで俺が道案内されるみたいじゃね?(すっかり諦めていただけにまさか相手の方から譲歩された提案されるとは思ってもおらず、名前呼ばれるままにゆるりと振り返れば、しぱしぱと瞬きを繰り返してから嬉しそうに口角上げ。相手に触れるチャンスを逃すまいとスルリと細い腕に己の手を絡めてみるものの、傍から見れば己が甘えているようにしか見えないこの状況に不服とまではいかなくても若干の違和は覚えたらしくアハ、と笑い溢しながら其れでも絡めた腕は離すこと無く。共に歩みを進めて行く最中、相手が周囲の景色楽しんでいるのと同様この至近距離にて相手の顔を眺められる機会も少ないと思えば整った横顔にチラチラ視線遣り此方も此方で道中の時間を楽しんでおり。飼い主の話題に移ると相手の視線追って可愛らしい花に目を向け「あれはマーガレット。あんな綺麗な花が似合うって言われたら、春香のやつ浮かれんぜ?」くは、と飼い主の反応を想像して笑み浮かべつつ庭の色取り取りの花観賞していれば十字路の道に差し掛かり。相手とこうしている間に意識が舞い上がってしまったのだろう、右から向かってくる車の存在に気づくのに時間を要してしまいアッと気づいた時には声を掛けるより先に触れていた腕を引き寄せ、相手を内側に追いやり己が車道側に一歩踏み出すことで咄嗟に守りの姿勢をとって車が通り過ぎるのを待ち。道に慣れていれば危険という程の出来事でも無かったのだが、外出慣れしていない相手からしたらそう流せるものでも無いだろう。「ッ、……わり。冬さんに夢中になり過ぎてたわ」冗談交じりながらも申し訳なさがあるのか眉を落とし、身を守る為とは言え強く掴んでいた腕を解放するとポフポフと帽子の上から頭を撫でて)

  • No.29 by 冬  2017-06-04 15:21:29 



___(絡まる腕は今までに経験した事の無い感覚を与え、今まで当たり前と触れ合う機会が有るのは略略飼い主だけの世界では自信同様の猫と触れ合う機会が有るとも思っていなかったと腕同士が交差するように触れる箇所を一瞥して感慨深く思い、指摘のように伝えられた言葉が背を押して小さく喉を鳴らす笑い声を上げると「年上を敬ったと思って格好くらい付けさせろよ。」誘導をしているような立ち位置を譲る気が無いと暗に伝え。綺麗だと思った花を伝えれば直ぐにその花の名を教えられる、たったそれだけの事ながら彼がどれ程まで世に詳しいかを教えられたような気になり。返事を返そうと唇を開けばその際に視線の先が変わり、車特有エンジン音が大きく聞こえ、案の定突然すぎる事態に対応なんて出来るはずも無く体を固め、情けなく瞳を丸くすると余りにも近くを通り過ぎた車に為す術も無かったと尻尾はだらりと地面に向いて。遅れて来た恐怖に心臓が忙しなくバクバクと脈打てば依然ポカンと車の通り過ぎた道路を見詰めて。頭を撫でられたことで漸く何処かへ行っていた意識が戻り「――危ねぇ、」捻りだすような低い声で呟いてから道路に向けていた眼を目の前の彼へ移動し、緩く握った拳で行うのは猫パンチのような動きで彼の額を小突いて「庇って轢かれるような真似は止めろ」キッ、と鋭い眼差しで彼を捉えたまま叱咤の如く注意を行い。その後に腕を伸ばせばくしゃりと彼の頭部を一撫でし「……助かった」前後逆になってしまった感謝の気持ちを少々照れ臭そうに伝えて)

  • No.30 by 千秋  2017-06-04 22:39:28 



(不安にさせてしまったことを詫びる気持ちは膨らむ一方だったが不意にくらった軽いパンチにより良い意味で肩の力が抜けて、幾分明るくなった表情は己も相手も同じだろうか。頭を撫でられれば今度は自分でも分かる程頬の緊張が解けていくのを実感しつつ照れくさそうな表情浮かべる相手に胸高鳴り、ハットに乗せていた手を退けると男性にしては細めの肩を守る様にして壁に両手つき「もしもの時は轢かれてでもアンタの事守りてぇの。__っていう、歳下の強がり」フハ、と笑い含ませつつ冗句っぽく告げたのはせめてもの照れ隠し。飼い主が持っていた少女漫画に出てきたワンシーン、確か壁ドンとか何とか巷で言われているものを実践してみたは良いものの果たして効果は如何程だろう。漫画の中みたいに甘々な空気になるとは到底思えず、早々に両腕を引っ込めるも道中掴んでいた腕だけは諦めること出来なくてちょこん、と控えめに手を添えて。「もう直ぐ着く。……ほら、あそこ見える?」くいくいと腕を引っ張って示せばもう残り数十メートルという距離まで近づいた公園を指し、小さなブランコが二台、そして大きな白樺の葉が気持ちよさそうに風に揺れているのを遠目に捉えると口角きゅ、と持ち上げ。改めて周囲を確認した後相手の手を引いて公園の入り口へ向かい)

  • No.31 by 冬  2017-06-05 21:28:40 



(一人で過ごす時間が幼少期より長かったからか、飼い主の弁解の為に述べるなら仕事が終われば真直ぐに家に戻って来てくれて之でもかと構い倒してくれた。それでも仕事に出ている間は嫌でも一人になる訳で、一人でいれば何を話しているのか今一分かり兼ねるテレビの内容に相槌を打つくらいしか声を出すことが無い訳で、こうして飼い主以外に話を振り感謝の気持ちを述べ、冗談を交えるとは不思議な気持ちで。その中で壁が有り逃げ場を失った状態で彼の腕に囚われることで心臓が音を鳴らしたのは、至近距離にて己の事を守ると述べた彼が年下にも拘らず頼りがいを見せたからなのか、男らしい筈なのに照れを含んだ笑顔が幼く思え可愛らしくそのギャップのせいなのか、将又、今し方身近に命の危機を感じたせいで大分昔にテレビを通して知った吊り橋現象のせいなのか。理由付けが出来なければ今の胸の高鳴りが証明できずに口は一の字を硬く結んだまま、それでも彼が離れてしまうまで逸らすことなくジっと正面より端正な顔を見つめ。再び当初の如く腕が触れる距離感に落ち着く頃には自分らしくもない胸の高鳴りは落ち着いて、目の前の殺風景とも言える公園に瞳を輝かせ。うずうず、と湧き上がる好奇心はゆうらりと揺れる尻尾に現れて「千秋、あれは椅子か。」初めて見る形態の恐らく椅子の様な物に好奇心を留めた声色で尋ねかけ、行きたいと頼むのは照れくさく代わりに触れる腕を引いてそこに行きたいと示し)

  • No.32 by 千秋  2017-06-06 17:14:24 


椅子__?ぷっ……ハハッ!はい、それじゃあ冬さんこの“椅子”に座ってみて?(公園に入れば広さも大した事のない、特段面白味の無い場所だと改めて認識。己はこの寂れた雰囲気が気に入っているのだが意中の相手を連れてくる場所ともなればもう少し考えるべきだったか、と小さな後悔が芽生え始めていた矢先遊具の知識が全くないびっくり発言を耳にしてしまい驚きで猫耳をピン、と伸ばし。相手の視線の先にあるのは間違いなくブランコなのだが其れを椅子かと尋ねてきたのに対し心底不思議そうな顔で首を倒し、数秒の沈黙の後堰を切った様にヒィヒィと笑い出し敢えて誤りを訂正しないままブランコに座る様促してみて。興味のない他人しかもそれが歳上であったならば度を超えた世間知らず具合に呆れ返っていただろうが好きな相手ともなれば話は別。寧ろ無知であればある程構ってやりたくなる衝動に突き動かされるのを感じつつ、己も片方のブランコを脳内で無理矢理椅子に変換した上で腰掛けてみるとゆぅらり左右に尻尾を揺らしながら相手の動向を興味に満ちた瞳で見守り)

  • No.33 by 冬  2017-06-07 10:21:04 



……(何かを切欠にまた彼が盛大に笑い出すと自身が見当違いの”何か”を発言したのだと察して、怪訝がる様子の表情で盛大に笑う彼を数秒見つめ。観察する様に自身の失言を探れば今し方口にした”椅子”が何やら間違いなのだと答えに至り、眉間に皺を深く刻みつけると怪しむ表情は其の儘に臆病ながらも初めての道具が目の前に有れば経験をしてみたいと好奇心は止まらずに、何よりも危険だったり危ない物だったならば座って見ろなんて彼は言わない筈だと言う気づけば抱いている彼に対する安心感が背中を押してソロリソロリとブランコに歩み寄り。取っ手のようなチェーンに片手を添えて座ろうとしたその瞬間に己の動きを切欠にしてそれが揺れると衝撃にパッと触れていた手を離して警戒を見せるべく息を呑んで。声は一つと上げなかったが小心者の心臓がバクバクと煩い事は毛が逆立ちビンと真直ぐに立ち上がる尻尾が証明していて、少しの間を驚きのままに今も尚、僅かに揺れているブランコを見てから振り返り「これッ、――危ないぞ。古くなってんのかも、子どもが乗ったら怪我しちまう」椅子が揺れるとは木が悪くなっている古い物だから、と連結するように持論を上げて引いては公園と言う場所ならば子供が遊びに行く場所だと認識が有るようで心配を覗かせ如何したものかと意見を仰ぐべく目を向けて)

  • No.34 by 千秋  2017-06-08 09:51:54 


__これはな?実は椅子じゃなく遊び道具。ブランコっていう遊具。……こうやって遊ぶんだ、ちょっと見てろ(本当に何も知らないのかと目を丸くし、相手の仕草や言葉のどれを取っても悪ふざけの其れに値するものは感じられず。己からしてみればブランコで遊ぶ子供たちより世間知らずな相手の方が心配だと、異なる色を放つ両の眼をまじまじと見詰めて。あれだけ盛大に笑っていた賑やかさは息を潜め、真剣な顔で説明し始めるものの百聞は一見に如かず__。口で教えるより手っ取り早いだろうと途中で考え切り替え早速タンッ、と地面を片足で蹴り上げればゆるゆると動き出すブランコ。前へ後ろへ、行ったり来たりする動きに合わせ両脚の屈伸運動をプラスすると、次第に振り幅は大きくなっていき。ある程度の動きがついたところで足の力を抜き宙に放れば、あとは流れに身を任すだけ。嫌悪までは抱いていなくとも現時点でブランコに良い印象が無いであろう相手に向かって敢えて満面の笑み浮かべては「あー……風が気持ちい」びゅん、と風を切りながら独り言の様に小さな、しかし確実に相手の耳に届く声量で呟くことで少しでも興味を引ければと)

  • No.35 by 冬  2017-06-08 13:45:09 


(先ほどのように笑い転げるのではなく実演を持って説明してくれると遊び道具ならば子供が怪我する事も無いと先ず安心の気持ちになり、今度は説明と共に実演を行ってくれる様子を視線で追いかけて、前へ後ろへと彼の動きに合わせて次第に大きな揺れに変わるその動きが大丈夫なのかとか危なくないのかとハラハラとした様子で保護者のように見てて。びゅん、びゅん、と風を切る勢いが尚更その不安を煽るようで口を一の字に結び。心配はいらないとでもいう様子で風に乗った楽し気なつぶやきが落ちてくると嘘だとばかりに顔を上げ、揺れ動く中の彼の表情が余りにも楽しそうで先ほど見出した不安は姿を薄めて好奇心がうずうずと生まれだし、黙りながらも隣のブランコへおずおずと近づいて行き不安定な其処へ腰を下ろして。両手で確りとチェーンを握れば不器用なりに彼の動きを真似て「――驚いた、……不思議だな」普段の動きじゃありえないその揺れに戸惑いながら興味深いと僅かに瞳を輝かし、思わず小さく息を漏らして笑いを零し、不慣れさと抱く恐怖心のせいで彼ほど大きな揺れは出来ない物の「こんな遊具が有るなんて初めて知った」それを教えてくれた彼の知識に感心する様子で動くたびに頬を掠る風が心地よいと口元に笑みを浮かべ)

  • No.36 by 千秋  2017-06-10 12:05:02 



(ブランコに挑戦する様子黙って見守って、初めてにしては上出来な動きを視界に留めつつ二人きりのこの時間を楽しんで。出会ってからそう日にちは経っていないのだが、どちらかと言えば表情の変化が少ない相手からこうも笑顔が零れると嬉しくなってしまうもの。つられる様にして自分も頬の筋肉が緩むのを感じながら「家の中じゃ、こんな経験出来ねぇだろ?」ゆぅらりゆらり、徐々に動きが少なくなっていくブランコを片足を床につけることで完全に止めて。「“つまんない、帰る”とか言われたらどうしようって思ってたんだわ。でも、此処に連れて来て正解だったみたいだな」ふう、と安堵から息を吐き出すと決して自信満々で引き連れてきた訳ではないと吐露、上品なイメージがあったから己が触れてはいけないような遠い存在だと思い込んでいた相手。そんな相手に少しだけ近づけた様な気がすれば、嬉しくてそわそわと落ち着かない足はジャリジャリと地面の砂を蹴り)

  • No.37 by 冬  2017-06-10 18:00:08 



キャットタワーにも似たような、こうして揺れるのは有る。……でもこうやって風を感じるのは初めてだ、車に乗ったら風を感じるより先に気分が悪くなるから(足の動きに比例して揺れが大きくなったり、逆に控え目な動きに変動するのが面白く、かと言って我を忘れて大きく動かせば気持ちに体が追い付かず落ちてしまったり転んでしまうと自分の動きを制御して。彼が動きを止めてしまえば自らも同じように少しずつ動きを緩め、自宅に置かれるキャットタワーを思い出せばハンモックの様に揺れる場が有るのを頭に描き、それでは今みたいに涼しい自然の風を堪能することが出来ないと。風を堪能するには車しかないが、余りにも目まぐるしく変わる景色を見ていては風を楽しく堪能する間を見つけるより先に気分が悪くなるのだと頭を揺らして足を止め。いまだ僅かな揺れを足を地面につけたままブランコに起こして、コホンと小さく息を付いてから「良い場所を教えてくれてアリガトな。……また連れて来てくれよ」彼がそわついてる事など露知らず、こんな素敵な場所を教えて貰っても一人で家を抜け出して危険を冒してまで来ようとは思わない訳で、人任せと言ってしまえばそれまでだが最後には此処を気に入ったと言う事を示し加えて此処に来るのは暗に彼とじゃ無ければ嫌だと伝える様に言葉を添え、チェーンに回していた片手を伸ばせば隣に座る彼の鼻を摘まむべく指先で触れ「約束、」と頼む立場とは思えない手癖の悪さで小さく笑い)

  • No.38 by 千秋  2017-06-11 04:17:40 


(蹴り上げても砂埃が舞うだけの行いにも飽きてきて、何とは無しに其方へ放った視線は此方へゆっくり伸びて来る指先へと移し。まんまと捕らえられた鼻からは先程迄握られていたチェーンの鉄の匂いが微かに流れてきて、一緒に公園に来たのだという実感がより強く脳味噌に叩き込まれる気がした。予期せぬ接触にパチパチと瞼の開閉を繰り返したことでやっとこそ此の状況が現実であるのだと理解出来れば、胸中に悦びが広がっていくのに比例する様に表情にもぱっと花が咲き。「……やく、そく?、おう。分かった。約束な」にひ、と笑いながら小指同士の其れでは無いけれど間違いなく“約束”を交わしたことは二人だけが知ってればいい。公園の中央に位置する白樺が待ちきれないと言わんばかりに風に揺られてざわざわと騒ぎ出せば、呼び寄せられる様にしてブランコをぴょんと飛び降り。「あ。あと一個。この公園のお気に入りの場所がある」おいでおいで、と手招きしながら太い幹へ近づいて行くと「__此処、涼しいから。暑い日には此処に涼みに来ような?」ブランコの他にもう一つ約束重ね、意味もなくひっそりとした声で告げれば“よっこらしょ”と年寄りめいた掛け声と共に幹に背を預けて腰を下ろし。見上げれば視界いっぱいの緑、目の前には質素な公園、何処を切り取ってもど田舎感満載の景色でも相手と居る今日だけは違って見える。服に汚れが付着すれば飼い主に家から出たと疑われてしまう可能性を考慮し、ジーンズのポケットからブルーのハンカチを取り出すと己の横に広げて敷いて「此処座ってみ?」とちょっとした避暑地気分を味わってもらおうと相手に視線上げ)

  • No.39 by 冬  2017-06-11 11:37:07 


(摘み触れた鼻はつんと高さが有る端いっそ憎々しいと雌が嫉妬するだろう正な作りで、加えて若さの為す張りのある肌は夏の暑さだけじゃない熱をジリジリと焼くように胸を焦がし。その感覚が何なのか、何を現しているのかと答えを見つけるより先に触れていた手を離し。年甲斐も無い約束を取り付ければそれが少し気恥ずかしくて目元を細めて視線をツイとばかりにずらし抱いた羞恥を掻き消して。視線を逸らしていれば彼がブランコを降りる際にキイといちど軋む音を立てたお蔭でその場の移動に気づき、ピと耳先を立てれば手招きに導かれるべく自らのブランコの動きを完全に静止させてから立ち上がり。俊敏とは世辞にも言い難いノロノロとした危なっかしい動きでブランコの場所を区切る鉄の塊を避けて、彼の傍まで行けば汚れを気にするような雌猫じゃ有るまいしとそのまま腰を下ろそうと仕掛けた所で自分の場所を指定する様に引かれたハンカチを見ればムズムズと擽られるような居た堪れない気持ちになり、置かれたハンカチを手にすれば汚れが付いていないことを確認してから隣に座り「そんな気ぃ使わないで良い、遠慮されたら次が来辛い」パンパンとハンカチに付いた土を払ってから角を合わせる様に綺麗に畳み、それを差し出しては「こんなことで汚したらお前の飼い主に合わせる顔が無い」困ったように眉尻を落として小さく笑い、気が利きすぎてるほどに優しい彼の気持ちを無下にするのも申し訳なくて「汚れても良いから気にしないで色々連れてってくれよ」不器用に笑みを浮かべては代わりの言葉を向けて)

  • No.40 by 千秋  2017-06-11 17:26:44 



(尻に敷かれる事なく返されてしまったハンカチを取り敢えず手に取り、役目を果たせなかった布を掌の中できつく握り締め。猫仲間でもあり過去には彼女という存在でもあったシャム猫が言っていた“好きな相手だけは特別。お姫扱いしてくれなくっちゃ嫌よ”そう言われたのを今でも教訓にしているのか、よかれと思ってした行為が無駄に終わったことが未だ信じられない様子で。遠慮なんかじゃあない、好きな相手を自分なりに特別扱いしただけ。彼女たちには喜んでもらえていた筈のお姫扱いは、眼前の相手には通用しない……だけなら未だしも嫌がられてしまうのだろうか。だとするならば早めに己の恋の理念を改め直さないと、ブランコに乗っていた時のものとは違うぎこちない笑みを向けられれば余計に焦燥感に駆られ。「俺は冬さんに汚れて欲しくねぇと思ったし。こういうのって大切な相手にはやって当たり前のことだろ?__嫌なのか?」ゆらゆらと不安げに尻尾を揺らしながら隣に座った相手の顔を覗き込むべく首を倒して)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック