海賊と幻の宝【海賊／ファンタジー／ロマン／仄々／初心者歓迎】

【船頭】

……ギルって、お顔は怖いのにとっても優しいわよね。
(ふ、と柔らかな笑顔を浮かべては世間一般的には強面と言われるであろうギルの顔を見つめながらそんなことを告げて。何も出来ない自分を受け入れてくれているこの優しい海賊団に対してなにか出来ることをやはり考えなくてはな、と改めて感じればさっそく後で自分のできることを考えてみようと心に決め。
「あら！それならさっきエドが船長室に入るのを見たわ！」とこの船の船長でありこれから理不尽にお金をせびられるエドワードの目撃場所を告げて。そしてゆっくりと簡易椅子から立ち上がれば、びゅう、と吹いた強風に目を瞑り、部屋に閉じ込められていた時にはこんな事が体験したことがなかった為楽しそうな笑を零し。相手のエスコートにきょとん、とした後ににっこりと微笑めば少しぎこちなく不慣れな手つきでそれを受け入れて。)