案内役日本刀 2017-02-19 11:17:56 |
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>菜摘
…ずるいんだ、僕は。かっこ良くなんかないよ。
(相手の肩が微かに震えている事に気付きながらも、今はただこうして顔を突き合わさないまま髪を撫でてやる事しかできず。謝罪の言葉を拒まれれば素直に一度口を閉ざすも、相手の言葉を漸く嚥下すれば幾ら察しの悪い刀の身であっても少しずつその意味を理解していき。漸く絡まっていた糸が解けるように心にすとん、と落ちて来る物があれば、堪らなくなり再び言葉を紡ぎ出せば静かなこの空間に溶け込むようなか細い声色で囁き。「…こうやって触りたいって、いつも思ってた。主の事なら皆より一つでも多く独り占めして、何でも良いから主の唯一になって、僕の主って言いたくて、…ね、汚い気持ちばっかり。ごめんね、僕は主の事、そういう風にしか見れないんだ」仄かに甘い香りを感じる艶やかな髪に頬を擦り寄せながら、今度は自分が下手ながらも心境をゆっくりと吐露していき)
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