［ 無登録 ］迷子刀剣引き取り所。

>燭台切光忠

ふふ、褒めたってなにも出ないよ？
( 相手に褒められる、それ以上に嬉しい事なんて今の自分には存在しないのだが、なんとなく照れ臭いのかくすりと笑い冗談めかしながら返して。微笑みながらも優しい彼はきっと誰にだって同じ事を言うのだろうと思えば少しばかり虚しさを感じてしまい、胸がきゅっと締め付けられるような気分になれば胸に手を当てて。でも、頭を撫でてくれるこの手は今は自分のものであると思えば気恥しいながらも嬉しくあるのか慌てる相手を見ながら思わず笑みを漏らして｢いいよ、光忠に撫でてもらえて嬉しかったし。｣と素直に思いを告げて。自分から言ったはずがまた恥ずかしさがこみ上げてきて視線を足元に向けて。)

>隼

(歩幅が合わされているのを何となく感じ取りながらもそれからは無言で本丸へ戻り、漸く現代に居る事への緊張感から解放されればほっと浅く息を吐き。帰還を待ち侘びていた刀剣達に囲まれている相手を見届けてから、役目が一段落したような心持ちで自室へ向かい)

(/畏まりました。此方が1人何役かやることになると何かと不都合も御座いますので、伊達組の登場は回想、及びロル内のみとさせて頂きます。/此方へのお返事は省略してくださって構いません!!)

＞大倶利伽羅

（それ以降は会話をすることなく無言のまま本丸へ無事に帰還すると、本来先ほどいた現代こそ己のいるべき場所なのだかこちらの方がなんとなく落ち着く雰囲気で己の帰還を待ちわびていた短刀達を筆頭に己の本丸に所属する刀剣達に囲まれればここが己の居場所なのだと痛感しつつ迎えに来てくれた相手に礼を述べなければ相手の姿を探すがすでに居らず、時間の空いた時にでもきちんと礼をしようと思い直すとそれぞれの話を聞きながら本丸の中へと戻っていき）

>菜摘

…やめてくれないかな、そういうの。
(褒めたつもりは然して無いのだが、本音を言ったにしろ相手がそう受け取れば褒めた事になるのは確かで。曖昧に苦笑を浮かべて誤魔化すように頭を掻くが、次に視界に映った相手の表情と柔らかく鼓膜を震わす言葉を聞けば到底無視することなど叶わない感情の昂りを感じ。それがどういった類の物であるのかわかるはずもないが、自らの気品を保つには不可欠な余裕が削ぎ落とされるような決して望ましくない情動は確かにあり。悩ましげな溜息の後にまるで許しを乞うような口調で告げるが、それも直に柔らかく綻んだ微笑みと共に慈しむような、それでいて感情を抑え込むような声色に変わるとぽつりと付け足し)
主の前では、かっこいい僕で居たいんだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　>青江はん
( 大きく固い手の平の接近を睫毛伏せ許せば水面の如き穏やかな心地に感じ入り、燻ぶる温度を優し気な音色で覆う文句に心の蔵へと火を着けられ思わず愉快げに三日月を乗せる口元。髪の膜越しに触れられては白と黒に瞳を点滅させするりと手から溢れ行く髪は砂の如く。小首を傾け髪を揺らし態とらしく惚けてはけらりと笑い )はて…、なんの事でひょか。青江はんは小娘如きに喰われる器やあらへんやろ。そないな事したらうちの方が壊されてまう。

>隼

(本当なら馬当番だったのを己が主人を気に掛けるあまり変わってくれた燭台切の元へ向かえば、帰還したことを伝えつつ馬の世話を交代し。しかしそこにいつまでも留まる相手を不審そうに見遣れば、口元を綻ばせながら何やら意図が汲み取れない問いを数個向けられ。普段通りの淡白さで短く答えてやれば、最後に“頑張って”と謎の応援までされてしまい。眉間に皺を寄せ颯爽と立ち去る後ろ姿を見届けた後、直ぐに再び馬の世話へ意識を向けて)

＞大倶利伽羅

（刀剣達の話を大方聞き終えると仕事へ戻るため刀剣達と別れて一旦着替えるため自室へと戻るといつも本丸で来ている衣服に袖を通し終えると安堵したかのように深く息を吐き、視線を床の間にいつも飾っているドライフラワーの杜若が活けてある品のある花瓶に向け「…願わくば、皆に幸があらんことを。」と杜若の花言葉になぞらえてぽつりと祈るように呟くと書類仕事を開始しはじめて）

>八十

君がただの小娘で居てくれたら、僕だって喰われてやらないさ。
(いつだってすんなりと望む言葉をくれることはしない。物足りなさを残して後を引くような熱を落としていくのは果たして全て計算尽くか無意識か、どちらにせよ内に積もるのは堪らなく自らを焦がすタチの悪い劣情で。のらりくらりと躱されて、強く抱き寄せてみたところで満たされる事等無いのだろう。静かな声に微かな不満の色を湛えて言葉を返すと、頬から肩、そして指先へ、布越しの感触までも楽しみ慈しむ様にゆっくりと指を這わせながら囁き)
…今だってもう、僕の方が壊されてしまいそうだよ。

(/八十様…!!此度はご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳御座いませんでした。不甲斐ない主ですが、八十様との艶やかで密度の濃い遣り取りには大変楽しませて頂いております!!よろしければ、期間までの間今暫くお相手くださると幸いです…!!)

>燭台切光忠

嗚呼、ごめんなさい出過ぎた発言だったわよね。
( 恥ずかしさに熱くなる頬を冷ますように手のひらで覆うと、好きな人にはどうしても臆病になってしまうのか俯いてしまい表情は伺えないため、言葉だけで相手の感情を判断してしまい、勝手に傷ついては何処か的外れな返答をして。相手を不愉快にしてしまったと思えばどう謝罪すればいいだろうかと必死に思考を巡らせた時聞こえた相手の言葉に顔を上げるときょとんとしながら何を言っているのだと言わんばかりに首を傾げて｢光忠は何時だって何をしてても格好良いよ。｣と告げると微笑みを浮かべて。自身の惚れた男が格好悪くなんて見えるわけがないだろう、なんて伝える事が出来ずもどかしくなるもそんな衝動も、自分を誤魔化すように曖昧に微笑んで格好つけたがる彼に、先程の仕返しをするように背伸びをして懸命に手を伸ばして頭を撫でて。 )

>隼

…居るか。
(馬当番を終えた頃には日がすっかり落ちており、既に夕餉の支度が始まっているのか何処からか微かに香ばしい香りがして。汗を拭い道具を片付けたところで、仕事を一通り終えたことを報告すべく相手の部屋に出向き。襖を開けることはせず、中に居るであろう相手に聞こえるであろう程度の声量で問い掛け)

＞大倶利伽羅

ん。入っていいぞ。
（仕事が始まれば短刀達や手合わせ等の賑やかな声をバックに黙々とこなし、大方目途がついたころにはすっかり日が落ちておりずっと変わらない姿勢だったため、仕事中にいつもしている度の低い眼鏡をかけたまま座った状態で体を伸ばしていると聞き慣れた声が襖越しに聞こえ、ちらりと壁掛け時計に視線を向けると夕餉の支度をしはじめている時間帯であることに一日が経つのは早いものだと思いながらいつも通りの声色で返事をして）

>菜摘

…かっこ良くないよ、僕は。
(己の言葉が相手にどんな形で届くのか、今の余裕の無い状態では正確に判断することができず何処か噛み合わない返答にはただ不思議そうに目を瞬かせて。そんな時にまるで己の有り様を肯定してくれるような言葉を掛けられるとやはり胸の内がじんわりと温かくなり、形容する言葉さえ見つからない様な奇妙な感覚に眉を顰め。ただ、微笑ましくも精一杯に背伸びをして頭を撫でられれば腰を屈めてまるで撫でることを促す様に頭の位置を低くし、ついでにほんの少し俯いて視界から相手の表情を消すことで冷静な思考を取り戻そうとし。人間の感情は理解ができない。分かりきっている事であってももどかしさは自らを苦悩させ、葛藤と煩悶の渦に陥れる。抱えきれない感情はぶつける場所を探しており、ぽつりと答えた言葉を皮切りに整理がつかない心境を吐露し始めて)
主の前だと、上手くできないんだ。…主の前でかっこよくないと意味無いのに、いつも失敗してかっこつかなくなっちゃう。

>隼

…馬当番が終わったから、その報告に来た。
(相手からの返答に応じて音も無く襖を開くと、その場に立ち尽くしたまま要件のみを述べ。眼鏡を掛けているところを見ると、仕事をしていたのだろう。仕事中に邪魔をしてしまっただろうかと思えば、早々に退室するのが得策と判断し。「…邪魔して悪かった」無愛想に一言告げると、踵を返して襖に手を掛け)

あら、私の目が信じられないの？
( 愛しい人というのは目で追ってしまうものらしく、彼が如何に格好良く振舞おうかと努力する姿は何時だって視界に入っていて。その努力は本人であろうとも否定して欲しくない、自分の努力を自分で否定するなんて勿体無いという思いが心中に渦巻くもそんな事つゆにもみせずに冗談めかしながら返して。相手が屈んでくれれば伸ばしていた手は必然的に相手の頭に乗り、格好良く整えられた髪を楽しむように柔らかな手付きで撫でれば目を細めて微笑みながら｢胸を張って、燭台切光忠。貴方はこんなに格好いい。｣と告げて。零れ落ちる彼の言葉を受け止めるようとするも短刀達にするように抱き締めるなんて勇気はようとするもただ頭や背をぽんぽんと優しく撫でて。 ）
光忠は何時だって格好いいの。それに私は格好悪い光忠も…嗚呼、その、好きよ？何時だって貴方は私の目を釘付けにするんだから。

＞大倶利伽羅

あぁ。夕餉が出来るまでゆっくり休め。
（無愛想で素っ気ない所があるが、なんだかんだ言って真面目な相手に今日の出陣や遠征はないため労うように上記を述べるものの、己が仕事中だと判断し早々に退室しようとする相手にもっと会話したい相手の傍に居たいという気持ちが芽生え、なんとか引き留める口実を考えそういえば相手から貰ったマフラーを返していないことを思い出し「倶利伽羅。もし、用事がなければお茶でも飲まないか？」と建前は相手の労いのため、本音はただもっと相手の事を知りたいという気持ちを胸に秘めつつ、暗に仕事は終わりだという意味合いを込めて相手に問いかけて）

>菜摘

…それって、特別な相手に言う言葉なんでしょう。
(相手の言葉がゆっくりと染み入るように自己嫌悪に苛まれていた自らの心を満たしていき、屈めた腰に掛かる小さな負荷も最早気にならなくなっており。こんな状況だからか励まされているだけでは無くて、何か別の意味合いも込められた言葉なのではないかと期待してしまう。その上“好き”を臨機応変に、器用に受け取る事ができず、相手の手から逃れるようにゆっくりと頭を上げると何処か寂し気な笑みを浮かべて問い掛け。「主は皆大好きだもんね、皆平等に特別だよね。…でも僕は、」意地でも笑みは崩さないが、言いたい事が上手く言葉にできないもどかしさばかりが積もり。そのくせこの先は口にしてはいけないと自ら口を閉ざすと、代わりに溢れるのはあまりにも自己中心的な要求で。「…皆特別なら、誰にも好きなんて言わないで」やっぱり相手の前では格好悪くなってしまう。恥じる気持ちと罪悪感がこれ以上この場に居る事を拒み、我に返ったようにあっけらかんとした笑みを浮かべると踵を返して厨に向かい)
……あ、もう夕餉の支度しないと。ごめんね、やっぱり主はゆっくりしてて。急いで作らないといけないし、今日は歌仙君と長谷部君も手伝ってくれるから大丈夫。

>隼

…嗚呼。
(部屋から出て襖を閉めようとしていた時、唐突なお茶の誘いを受けると一瞬驚いたように目を見開き。何故自分を誘うのだろう。そんな疑問しかなく返答をするまでに時間を要したが、特にする事も無い為誘いに応じる事にして。素っ気無い返答と首肯で承諾を返したにも関わらず、平然と相手の部屋から出て行けばそのまま厨に向かい)

＞大倶利伽羅

！…倶利伽羅？
（咄嗟に己の我儘で引き留めたが返答に時間があったため迷惑だったかもしれないと断られることを覚悟の上、待っていたが誘いに応じる言葉に思わずぱっと表情が明るくなったがそのまま部屋の中へと入るかと思いきや平然と部屋の外に出て言ってしまったので引き留める間もなかったため、一人部屋へ取り残されぽつりと相手の名を呟き、やはり迷惑だったかと嫌われたくないという不安が胸中を支配しそれに呼応するかのように胸がチクリと痛み、恋は苦しいという言葉が脳裏を過ぎりいっそ忘れればいいのだろうかとそんなことばかり表情が暗いまま考えていて）

( 自身より背の高い彼を無でるなんて珍しい事であり、この穏やかな時間はなかなかどうして居心地が良く、相手をずっと撫で回しているも屈んでいるというのは辛いんじゃないかと思い始めた折に、相手が立ち上がってしまい、手は離さざる負えなくなり何処か名残惜しそうにしていれば相手の言葉にきょとりとしたまま首を傾げて。｢光忠は…？｣と言葉に続きが気になるのか不思議そうに相手の顔を覗き込んで見れば笑顔ではあるものの、それは何かを堪えているようにも見えて心配なのか眉を下げて不安げに。相手の言葉に意味がわらないとでもいうように困惑した表情を浮かべつつ、頭に浮かんでしまった自身の都合のいい解釈をかき消して。しかし、今この瞬間を逃すと何か大切な物を失ってしまいそうな衝動に駆られると踵を返す相手の手を掴んで。恥ずかしさに押し負けしそうになる口をなんとか動かそうとして。 ）
ま、待って…!!あの、確かに皆の事は好きだけれど貴方は…その、皆とは違って…。…だって、好きって言葉は特別な人に使うんだ、から…。

( すみません、本文内に書いたつもりがどうやら間違えて名前欄に書いてしまっていたようです!!>59は私で燭台切光忠宛のものとなっています!! ）