名無しさん 2017-02-11 21:42:25 |
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完全に怒らせたな…
(暫くベットに腰かけたまま期限を直してもらう手段を思案、女性を喜ばせるにはプレゼントが一番だと思い立ったら部屋を飛び出し愛馬に跨がり以前彼女と一緒に行った草原を目指し)
(店に着けば表から聞こえるいつもの声に落ち着きを取り戻し、いつものように出て行き客の接待をしていれば何処と無くいつもの雰囲気と違うことに常連のひとりが気づき「何もないよ、普段通りです」ジョシュと何かあったんじゃないかと茶化し)
(外は頭がくらくらする程に暑くとも愛する女性の為になら努力できるのが男という生き物、名も知らない小さな白い花をいくつか摘み取り小さなブーケを作り始め)
今日は別のところかな…
(珍しく店に顔を出さない彼を不思議に思い、今朝のことがあったから気まずくなったのかと少し反省しながら常連の注文を聞き)
(時間が経った事にも気が付かないでブーケ作りに熱中。赤い花や小さな草も混ぜ込み完成したそれを手に馬を走らせ彼女の店に到着、暫くは声を掛けずに調度良く空いたテーブル席に一人で腰を掛け)
あら…いつの間に
(忙しい時間帯に彼が店内にいたのは気が付かず、時間が経ってしばらくしてから席についてる姿を見て空き瓶片手に目の前の席に座り)
リシュリーから来てくれるなんてな
(忙しそうに働く彼女を眺めながら吸った煙草の火を消しいつものニヤけた笑顔、手作りブーケを握った片手はまだテーブルの下に隠したままでいて)
一段落したのよ…。それとさっきはごめんなさい、少しやりすぎた
(相変わらずの笑顔にプッと笑がこぼれ、彼の雰囲気から今朝の出来事に怒ってはいないようで一安心しても一言謝っておこうと申し訳なさそうに軽く頭を下げ)
俺の名誉の為に言っておけば何も見てないが、疑わせるのは俺のせいだ
(何も怒っていないのだと首を振り、頭を下げた隙に準備を整え「これで機嫌を直してくれるか?」顔を上げた彼女の目の前にブーケを差し出し)
ホントに?それだったら何かお詫びを…これ私に?
(口調からしてホントに見てないのだろうと余計に謝らないとと少し頭を上げにくくなるが、いつもと変わらない話し方の声に頭をあげると小さく可愛らしいブーケが目に移り「ありがとう…」弱々しく笑みを浮かべ)
常連客には内緒にしとけよ?俺がこんなの作ったなんて馬鹿にさせるに決まってる
(世界一の色男は女性への贈り物くらい顔色変えずに出きるはずだが、内心とは裏腹に照れてしまいテーブルに肘をつき顔を背けたままで)
…わかったわ、ありがとう
(数回瞬きしてからくすりと笑い「他にも喜ばせる方法は思いつかなかったの?」悪戯っぽく笑みを浮かべ、立ち上がる際額に口付けをしてから店の奥に行き、もらった花をグラスに移し少し眺めてからまた表に戻り)
…他って言われてもなぁ
(今までなら間違いなくキスと即答していただろう場面で柄にもなく言葉に詰まったのは彼女が本命だからか。客の視線が刺さる中で照れ隠しに葉巻を咥え)
冗談、充分嬉しいわ。
(照れる彼とは対照的にいつも通りに接客を進め時間が経ち、閉店まぎわ父にいつもの店への買い出しを頼まれ快く承諾。まだ表にいるだろう彼に声をかけるか迷い「いまからちょっと買い物行くけど…」店の奥から顔を出し)
(何となく今日は他の客と馴れ合いたくない気分、一人ぼんやりと店内を見渡し煙草を吹かして時間を潰し「お供なら喜んで」待ってましたな問い掛けに勢い良く立ち上がり)
わかった、この前行った店に行くけど機嫌悪くしないでね?
(ちょうど暇していた彼にはピッタリの誘いで、馴染みの店に行くにあたって期限を悪くしないかどうかが心配の種。念のために言っておいた方がいいかなと)
分かってる。この前はすまなかった
(両手をズボンのポケットに突っ込んだ状態にて出発、ばつが悪い話題に目を合わせる事ができず周囲をさ迷った視線はそのまま地面に落ち)
ありがとう。私の方こそごめん、あなたの気持ち知らなくて
(そうと分かれば店を出て、腕に手を回せばその横にピタリとつき。前は感情はなく何も考えず通っていたが、今は彼のことを想い気を使いながら店へと向かい)
俺の事は気にせず会話を楽しんで良いからな
(前は酒が入っていた事もあり嫉妬の炎が燃えてしまったのだが惚れた女性には好きなようにさせたい。片方の手をポケットから引き抜き密着する腕をそっと撫で)
あなたが嫉妬しない程度にね
(自分の腕に触れる手を優しく撫で、店につくと彼から離れ店内に入りそのままレジの方へ向かい頼んでいた酒を受取りながら昔話に花が咲き)
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