パラレルワールド

>>オーウェン

言霊の力って要するにこれの事なんだね。明日にはまた一つ強い僕になってみせるよ。
ウォルト・ディズニーが参考にしたとされる遊園地らしいから雰囲気は抜群にあると思う。老後デンマークに移住したらチボリ公園でのんびり過ごしたい。そう？なら欲しくなった時に言って。

笑い過ぎて暑い、フーッ駄目だもっと涼しい場所に行かなきゃ本当にへばりそう…。
(内側からカッとヒートアップしたのは笑ったお陰でもこれ以上笑うと笑い死んでしまいそうな。血行が良くなった頬をぺしりと叩き額の汗拭い川岸で座り込んでの呼吸正常化計画。再び直立となった身体から湿った匂いを覆いに放つ半裸の青年「それは理解した。遠慮じゃなくてそれが君だからだね。」ジュードも小さく頷きあるがままの自分でいられる居心地の良い空間作りに一役買い。小骨を抜くのは中々手間のかかる作業、頬の内側に刺さったのを処理する瞬間の痛みに顔くちゃくちゃ。「表紙の裏に書かないと、この本は我が友人オーウェンに捧ぐ、とね。」満腹で眠気が強まるのを堪えながら乾かしていたシャツの具合を確かめ。)

>>エリザベス

上質な羽毛入りの布団に包まれて眠るのは僕も好きだ。薄い毛布だとしても今は恋しいよ。
(男性を目の前にしても怯えない様子に安堵、苔が云々と言っておきながら本心を零し見えない羽布団を手で探りしんみりな口調に。「そうか、ごめん。歩き辛いだろ？良かったら掴まるかい。」余計なお世話を撤回して英国紳士らしくレディファースト精神を働かせ腕を曲げ。完成された一礼に口がぽっかり開いた間抜けな顔を慌てて引き締めナンチャッテ紳士の一礼を返し、聴きたい内容が一気に集結して「良い場所に案内するよ。君は皇室の人？エリザベス、エリザベスだからベスって呼んでも構わないかな。」後は親しみを込めた目に笑み浮かべ。)